ぼくのしゃこう戦記 ⑤
また技能教習の話です。 何度か路上教習をした後、高速教習と
いう実際の高速道路を運転する教習がありました。
ぼくが走行したのは東名高速のある区間でした。平日の昼間だっ
たため、周りを走っているのはトラックなどの業務用の車ばかりで
した。
最初に難しかったのは、料金所のETC(教習車にはETCが付
いていました。ちなみに、ぼくの家の車にはまだETCは付いてい
ません……。)のところを低速で通過することです。なぜか少し怖
い気分になりました。
次に難しかったのは、やはり高速道路の本線車道への合流ですね
……。高速で走ってくる後方からの車に追突されるんじゃないかと
思いました。幸い、交通量が少なかったので、なんとかうまく合流
することができました。
落ちついたところで、法定最高速度(高速道路)ギリギリの時速
100キロを出してみました。時速80キロぐらいとあまり変わら
ないように感じました。なぜか、こっちが時速100キロで走って
いるときにも追い抜いていく車がいました……。
最後に難しかったのは、本線車道から出るときに走る減速道路で
の速度感覚です。十分に減速するのに時間がかかってしまいました
……。20分足らずで、ぼくの速度感覚はおかしくなっていました
……。
おかしくなったぼくの速度感覚は教習所に帰るまで治らず、一般
道路でどうしてもスピードを出しすぎちゃいました……。
カーナビを使う不思議な教習もありました。カーナビからの指示
をたよりに目的地まで走るという教習です。運転中は、カーナビの
画面を見ちゃダメで、カーナビからの音声案内を聞いて走ります。
教習所内の教習では、駐車の練習をしました。すごく難しかった
です……。縦列駐車はゆっくりとやるので、多分なんとかできるよ
うになったと思いますが、バックでの並列駐車は、左斜め後ろの死
角が怖かったです……。仕方がないので、道路のアスファルトの割
れ目などの位置を覚えてできるようになりました……。それでもバ
ックするときは、後ろにぶつけそうで怖いです……。
免許を取った後、スーパーとかの駐車場でちゃんとできるか不安
です。任意の保険にも入っているので、万が一ぶつけてもちゃんと
弁償することはできますが、それでも怖いです……。
作品名:ぼくのしゃこう戦記 ⑤ 作家名:やまさん