【謎歴史】 私の青空 【2000年(16歳)】
第四話 「グッバイ、ベイベー」
きょうは、ねんにいちどのおまつりさわぎ。わかものはきどうたいのばりけーどをやぶり、わかいひとづまはてごめにされるの。おほしさまはきらきらかがやいて、きっとれきしきょうかしょもんだいをおしつけるんだろうな。わたしはからだがよわいから、となりまちでまどからながめてるの。あっ!きのこぐもがみえるよ!きれいだなぁ。
その夜、一発の憎しみの色を帯びた爆弾が玉筋魚村に炸裂した。原子爆弾だった。
町内会の理事長の小粋なはからいで、花火感覚で落とされた原爆であった。ナイス演出!理事長!
<私の青空4 つづく>
作品名:【謎歴史】 私の青空 【2000年(16歳)】 作家名:砂義出雲