お弁当と夜景と君。
それが、夕焼けの空とマッチしていてさらにその美しさを引き立てていた。
「さすが、本に載るだけあるなあ〜。」
直彦はそれをみて感動していると、晋作がつまらなそうに口を尖らせた。
直彦はそれを堪能すると、晋作のほうをむいた。
「あ・・・、ごめんね。買い物のついでにこれを見ようと思ってて・・・。」
等と弁明するが、晋作はまだ不貞腐れている。
直彦は、困ったように眉をしかめた。
「しょうがない・・・。」
そう心の中で思って、車を家の方向へ走らせる。
ファーストフード店の駐車場に車を止めた。
晋作はさっさと車から降りようとしたが、直彦は慌ててそれを止めた。
「ごめんてば・・・。」
そう言って、直彦から晋作へと口付けをする。
すると、不満そうに頬を膨らまたが、晋作は直彦を抱きしめた。
直彦も晋作を優しく抱き締る。
月曜日、公所校の授業では・・・。
「それでね、秋元先生とデート行ったら風邪うつされてね〜・・・。」
「ちょっ、ストップ!!」