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novelistID. 356
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短く返信した
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間もなくして、サイトからメールが届いた。
<はじめまして。こんばんは。カキコありがとう。やっぱりそれが普通かな? Etsujiさんは彼女いるんですか? あ、もしかして既婚だとか……>
悦司は舌打ちした。『彼女がいたらこんなメールする訳ないだろ』返信をせずに冷蔵庫のビールを取り出した。
プルタブを開けようとしたら再び携帯が振動した。
短く返信をした。
<どうも。シングルでカノジョなんて居ないよ>
あの時、返信をしていなかったら沙希と出会えなかったな、と悦司は思った。(了)
作品名:
短く返信した
作家名:
ヒロ