小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

魔導装甲アレン3-逆襲の紅き煌帝-

INDEX|29ページ/51ページ|

次のページ前のページ
 

 トッシュが銃口をワーズワースに向けた――ハズだった。
「どういうことだ説明し……おまえは!?」
 1人が消え、1人が現れる。
 これまで何度か体験した現象。
 ――隠形鬼。
 ワーズワースが消えた代わりに隠形鬼が現れたのだ。
「フフフッ、ツイニ〈生命ノ実〉ヲ手に入レタゾ」
 瞬時にトッシュが理解して叫ぶ。
「あの野郎が裏切った……いや、はじめからおまえの仲間だったってことかッ!?」
「如何ニモ、御前達ガわーすわーすト呼ンデ居タ男ハ、我ラガ仲間――風鬼ダ」
「うそです!」
 叫んだのはセレンだった。
 刹那、アレンとルオが隠形鬼の左右から殴りかかっていた。
 二人の拳が同時に隠形鬼の顔面にヒットして、左右からの力が逃げ場を求めながら隠形鬼の顔を潰す。
 わずかに優っていたのはアレンの力だった。均衡を失った力は、隠形鬼ごとルオのほうに押し流され、二人は大きく後方に飛ばされた。
 華麗にルオは地面に足から着地したが、隠形鬼は地面に転がって倒れた。
 ゆっくりを起き上がる隠形鬼。その足下には仮面が落ちていた。殴られた衝撃で仮面が外れたのだ。
 そして、露わにされた隠形鬼の素顔とは――。