人間らしく生きることを責め立てないで
壊れていようが、いつかきっと笑わせたい。
幸せになりたい、幸せにしたい。
幸せになりたいと、せめて笑いたいと、
自分なりのやりかたで、
逃げても良い、言い訳しても良い、他人のことを考えられなくても良い。
せめて、笑えなくなりたくないからと、休んでいる人を走らせたくない。
疲れた人は休むと良い。
休むのが良い。
休まなくちゃいけない。
頑張れないなら、休んで、また頑張れるように。
笑顔で頑張れるように。
それだけでも、せめてみんなを許して欲しい。
人の歩き方は人それぞれで。
ゆっくりしか歩けない人が居る。
ゆっくりしか歩けない人は、ゆっくり歩けばいい。
みんなと同じように歩く必要はない。
6年の小学校を、別に10年掛かっても良いじゃない。
人生は80年もある。
もし大学までに4年浪人したって。
人生の10分の1も遅れていない。
残りが、定年までが40年と30年と大した違いがあるのだろうか。
許せばいい。
辛いときは休むことを、自分も。
風邪を引けば休めばいい。
足が痛くなったら、座って休めばいい。
心がたてなくなったら、それもまた休んで良いじゃないか。
また、立てるようになればいい。
せめて死ぬときは人間らしく、悔いなく、笑って逝けるように。
幸せを求めて。
作品名:人間らしく生きることを責め立てないで 作家名:春川柳絮