君の隣独占中
「ちっ、ばれちまったよ」
ざわざわ
草陰から出てきたのは音色たちだった
「え!いつから見てたの!?」
「えーっと『俺・・・お前のこと・・・』からー、かくかくしかじかまでー」
けっこうみてるじゃん!
「あ!健くん、ごめんね・・・なんか、ほんと・・・」
「あ、そのことなんだけどね・・・千秋」
「???」
「健くんは、ちょいとした仕掛け人だったんだあ・・・」
「え?」
「俺ら、超協力したよん?」
何それ・・・
私もててなかったってこと?
「俺が、牧さんのことが好きってのはほんとです」
「え?」
何それ・・・
「おい。おまえらどういうことかちゃんと説明しろよ!」
「だからー」
音色たちの計画はこうだったそうです
1.健くんが、告白する
2.音色がデートを計画する
3.尚にそのことを伝え混乱させる
4.拓哉にも協力してもらい、いい方向に進むように仕向ける
5.尚、おもいどうりにストーキングする
6.健と尚に、千秋を取り合いにさせる
7.尚我慢できなくなり告白
8.カップル成立!
「・・・・」
「あんたらがおもいどうり動いてるからびびったよ!」
「え・・・もしかしてゆっちゃんもグル?」
「そだよー?」
こいつらはほんとに・・・
「まー、いーじゃん。付き合えたんだし★」
「よくねーよ!俺らだまされたんだろ?なんか、拓哉の動きがおかしいと思ってたんだ」
「いーじゃん。つか、俺ら付き合うことにした・・・★」
「え?誰と誰?」
「俺とー音色ー♪」
・・・・・・・・
「え?それも計画どうりなわけ?」
「いやー?なんか、すげえ気ぃあうんだよ」
「そーなのー★」
そーなのーじゃないよ
「でー、千秋と尚がくっついたら俺らさみしくなるなーっていったら『じゃあ、付き合う?』ってことになってー」
なんじゃそりゃ・・・
「でー。付き合うことにした!Wでーとしよーなー?」
絶対いや・・・
「いーよー?」
尚!
あわわわわ
「そんときにじっくりお返ししてやるから★」
こわーーー
「ばっちこいだよ★尚www」
幼馴染ってゆう関係だった私と尚
でも今は・・・
恋人同士にレベルup↑しました★
これから、どうなっていくのやら・・・