年越し!
あと少しで年明けだ。テレビでカウントダウンが始まっている。
しかし、2人はコートを羽織り始めている。
「あれだよね、絶対俺と晋作君が初詣行ったっていったら函とか何か興奮しそうだよな。」
「あはははははは。確かに。話しておこうかw。」
笑い合いながら着々と外出する支度をする。
テレビのカウントが0を示した。
そこで直彦がおもむろに口を開いた。
「ちょい、晋作くん屈んでくれない?」
不思議そうな顔でその場にしゃがむ。
そして、今度は直彦は背伸びをしてに口付けをする。晋作は驚いたように目を見開いた。
それはすぐに終わってしまったが、直彦の表情はしてやったという様な表情をしていた。
「えへへ〜、お返し。今年一年よろしくね。そしてどうだ、参ったか。」
晋作は泣きそうな驚いたような表情で直彦を見つめていたが、すぐにぎゅっと直彦を抱きしめた。
「ありがとー。俺すごく嬉しい。ありがとう。」
そう言って、晋作はハグしたままもう一度しゃがみ口付けをした。