わが家の怪
《蛇足》
わたしの体験談をお読み下さり、ありがとうございました。
自分では霊感なんかないと思っていても、これだけ体験したら認めないわけにはいきませんね(^^;)
特に除霊するために戦った話は、一番しんどかったので一番最後に持ってきましたが、実際にはイケメンのお兄さんはそれよりも後になります。
除霊したとき、それまでいた「おっさん」も「赤いちゃんちゃんこを着た女の子」もいっしょにどこかにいってしまいました。
(姪によれば、洗面所のところにも女の人がいたらしいのですが、弱すぎたのか、わたしには見えませんでした)
しばらくの間、すっきりさわやかな空気に包まれて過ごしていたのですが、いつの間にかみなさん戻ってきました(^^;)
「おっさん」は足だけになって。
「赤いちゃんちゃんこを着た女の子」は、わたしが実家へいった帰りにどこからともなく現れて、くっついてきました。
わたしは、その子の存在を忘れようと努め、実際忘れたのですが、ある原稿を読んだとき、つい思い出してしまったのです。
あれ以来、そういうものとはかかわらないように過ごしてきたのに……。
それは自費出版をするので、事前に原稿のチェックをしてほしいと頼まれた原稿でした。
まさか、心霊的な物語とは思わず、引き受けてしまったのです。その中に出てきた「おかっぱ頭の女の子」がくだんの女の子を彷彿とさせたのです。
そして、その作業が終わってたまたま実家にいった帰り、トンネルを通ったところでスカートを引っ張るものが……。
振り向くとその女の子がいたのです。
ですが、その子はしばらくすると、どこかに行ってしまいました。
あとから聞いたことですが、Aちゃんにくっついていったそうで、今は男の子も呼び寄せているそうです。
「足だけのおっさん」はごくたま〜〜に姿を見せるだけで、人畜無害です。
困るのは、布団に入ってこようとする正体不明のヤツ。
正体不明というのが一番やっかいです。
女の子がいなくなってから、やってくるようになったのが「イケメンのお兄さん」です。
年の頃は28歳くらいでしょうか。
実はわたしは3人の子どもを流産しているのです。
もしかしたら、一番最初にだめになった子どもなのかな? と思ったりもします。
なんでスーツ姿なのかと聞かれてもわかりませんが……(^^;)
もしかしたら続くかもしれませんが、ひとまずこの辺で。