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前回までのあらすじ：平凡な高校生である本山田武には秘密があった。それはクラスメイトの男子、佐藤千秋に恋をしてしまっているということだった。武はそんな気持ちを必死に押し隠そうとしていたが、体育の授業中に無意識に千秋の方ばかりを必死に眺めている自分に気付いてしまい、自己嫌悪と自己否定を繰り返す日々を送っていた。そんなある日、クラスメイトと昼食を摂っている最中、武の不用意な発言がきっかけとなってその秘密が暴かれてしまう。さらに最悪なことにその場にやって来た千秋にも自らの気持ちを知られてしまった。錯乱状態に陥った武は東京の中心で『僕はホモなんかじゃない！』と叫んだ。
　放課後、夕暮れ時の教室に一人残った武は自害する決意を固める。具体的な方法について思索に耽っていると、突如として教室のドアを開け放つ者がいた。


四部作の第二部目です。今回はBL描写があります。カオス展開に拍車がかかってますが仕方ないね。