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絶対不足浪漫譚
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一、僕にはラーメンが足りない
本日三度目になるが、僕は叫ばずにはいられない。
「ラーメンが足りない!」
そうだ、ラーメンが必要だ。熱いラーメンとコシのある麺が。以前にラーメンを食べたのはいつのことだったろうか。しょうゆ味だったのは覚えている。しかし、今の僕にはこてこてのとんこつ味が必要だ。そして僕は、躊躇うことなくそのスープを飲み干すだろう。それこそ、ラーメンを味わう態度に違いない。そう信じている。僕は、そう信じているんだ。
作品名:
絶対不足浪漫譚
作家名:
空創中毒