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バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』
バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』
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バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』[小説コミュニティ]

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勇者ノベリットの冒険

かざぐるま}
かざぐるま
勇者は村を出た。装備も魔法もまだ持っていない。とりあえず北の森に向かってノベリットは歩き出した。そこに突然!!
2013-07-11 19:30:04

コメント (192)

匿川 名  2014-01-12 22:07
「まいどあり~♪」

「・・・は!」
気がつくと、ノベリットの肩からチビドラが消え、その手には革袋にぎっしりとつまった金貨の山が!
っておい!仲間を売っちゃったのか、ノベリット!!!
「・・・やってしまった」
『やってしまった』では済まない気がするぞ!ノベリット!
割と最低気味だ、この野郎!
私も『語り部』としてもそれはどうかと思うところだが、実際のところ一体どうすんのよ?!
「まあ、大丈夫だ」
ノベリットのアホウはそんなことを言い出しましたよ?!
何がどう大丈夫なのか?!
「とにかく、賭だ!少なくとも、この金を倍くらいにすれば、チビドラを買い戻して3万Gくらいお釣りが来るって寸法だ!」
あのー『世間の駄目なヒト』は、みんなそんなことを言うんですよ?
二倍って数字じゃ大したことなさそうだけど、3万Gが6万Gになるのってやっぱり並大抵では行かないと思うんですが?
それに、もしもチビドラと仲良しのアニエスに見つかったら大変ですよ!
それこそ『修羅の剣』で一刀両断にされても文句は言えない気がしますが・・・。
「大丈夫!」
な、何だかそこを力強く言い切りやがりましたよ?我らが勇者様は?


「オレ様が賭に勝てば、エブリシング・オッケー!」

・・・もうアホすぎて言葉もありません。
しかし、質入れしちゃったものは仕方がない!
一体どこに賭に行くのかなあ、ノベリット!!!(←投げやり


かざぐるま  2014-01-11 14:29
ノベリットは考えた。
(このごろ勇者として俺は何も活躍していない。アニエスのお金も少ないみたいだし、ここは何とかしなければ!)と。

しばらく歩くと『よろず質店』という看板が見えてきた。そこには「小さなドラゴン高額引取り中!」と書いてある。それに気づいたノベリットは、アニエスの肩で寝ているチビドラをそっと自分の肩に乗せてしまった。

街の中央にある大規模な噴水の前に腰掛け、一行は話し合いをしている。チビドラが彼の肩に乗っているのを気にかけている者は誰もいない。
噴水の周りには行商の人たちが店を出し、果物や干し肉、回復薬などを店頭に並べていた。強い日差しがテントにさし、濃い影がノベリットたちの足元まで伸びている。

結局この後はアニエスにまかせるということに決まった。まず彼女は、この街で一番デカいカジノに行ってみるらしい。そして一旦それぞれが街に散って行く。

五分後、後ろを気にした様子のノベっちがチビドラを肩に乗せてこの質店を訪れた。
「すいません。表の看板を見たんですが……」
「いらっしゃい。おお! それはドラゴンの子供じゃないですか!」
揉み手をしながら店主がにこにこと近づいてきた。
「ええ。すぐにお金が必要なんです」
「ここはそのような人ばかりですよ。軽い気持ちで預けて下さい。ちなみにその子には……30,000ゴールド出します」
「そんなに!?」

ノベリットは迷っていた。ここでお金を借りて、もし返せなかったらとんでもない事になってしまう。そしてそれと同時に仲間の心も離れて行ってしまうだろう。

どうする? ノベっち!

匿川 名  2014-01-09 22:18
「で、今度こそカジノなんだよな?梶野町とかワケの分からんオチはもう無いよな?」
ノベリットは誰に聞くでもなくそう尋ねた!
「んー、今度は本当にカジノみたいよ?」
マナはサラッとそう言った!
確かに、ノベリット達の道行く先に、キラキラと小さく輝く何かが見えた!
「アレがそうだな」
アニエスが眼を細めてそう呟いた!
近づくと、確かにそれは黄金色に輝く、高価な細工が施されたカジノ・シティの門だった!

「ふ、ふはははは!カジノだ!大儲けだ!」

ノベリットはそれを見ていきなりテンションがバカみたいに高くなっている!
っていうか、もう賭に勝った時のイメージしか無いんじゃないか?!

しかし、
「でも、私たちお金全く無いわよ?」
マナのひと言がそんなノベリットの背中に冷や水を浴びせた!
「な、何?」
「だってさっきこの伝説の剣を買ったじゃない。5万Gで」
「う、うおおお!じゃあどうすんのさ!折角ここまやって来て!」
「私には些かの金があるが?」
そう言ったのは、アニエスだった!
「貸して下さいお願いします」
即、そう言える腰の低さが情けないぞノベリット!

「駄目だ。賭には私が興じよう」

しかし、アニエスの答えは冷たくも即答だった!
べっこり凹んじゃったぞ、ノベリット!
だが、
「わおーん、わふわふ(確かに、賭に必要なのは冷静な心・・・どう見ても、ここはアニエスの方が冷静に振る舞えそうだ)」
カイザーはそんなことを呟いている!

さて、そんな中とりあえず伝説の砥石をゲットするために、賭に勝たなければいけない!
でも、伝説の砥石はこの広いカジノ・シティのどこで商品となっているのか?!

かざぐるま  2014-01-06 10:48
(まさか……この剣はニセモノ?)
ノベリットは疑いの眼で手元の剣を見つめた。
すると――じんわりと文字が浮かんでくる。
【電池が残り少なくなっています】

「お、おう。ってゆーかこの時代に電池て。おまえ電池て」
【冗談です。私は時代を超える事ができるのです。未来では皆さん一人一人が遠くの人と話せる機械を持っているのです】
「そーゆー余計な力を使ってるから電池とやらが少ないんじゃないのか」
ノベっちは目を逸らしながらつぶやく。


その様子を、頭の後ろに手を組みながら、アニエスが不思議そうに見つめていた。

「みんな聞いてくれ。この伝説の剣は弱っているようだ。電池、つまりパワーを取り戻しに行くことがまず必要らしい」
「弱ってるってあんた。伝説の剣ってよわ! つかナイーブすぎ」
マナはふくれっ面をしている。また遠回りする事になると考えているのだろう。

「良かったら私がその剣を研いでやろう」
アニエスが一歩前に出た。
「頼めるかしら? まあアニエスさんなら大丈夫だろうけど」

『それには伝説の砥石がいるよ』
「……えー、みなさーん。ほんと何度もすいません。今度は『伝説の砥石』ってのがいるそうです。はい、分かります。めんどくさいですね」
文字を読みとったノベリットもめんどくさそうだ。

「わっふーん(まーた伝説アイテム探しかよ)」
前足をぐっと伸ばしながらカイザーは立ち上がった。ちらっと見える肉球は、意外と綺麗なピンク色をしている。
「えーと、剣からの情報では、ニャース神殿に行く途中にあるカジノの景品にあるらしいです」
「景品レベルなのかよ! 伝説やっす!」
あきれてツッコんだマナもお尻についた泥を払い落としながら立ち上がった。どうやら、ここでじっとしているよりも行動することになった事に対しては少し嬉しそうだ。そして蚊帳の外に置かれたままのアフロっちに軽く頭を下げた。
チビドラは炎を吐き疲れたのか、アニエスの肩の上で寝ている。
とりあえず一行はカジノに向かって歩き出した。
お金も残りわずかしかないのに……。

匿川 名  2013-12-21 20:49
ガン無視してニャース神殿へ行く←(コレ

「えええええ」
マナがマジですかと言わんばかりの呆れた声を上げた!
しかし、
「まあ、向こうからやって来るなら焦ることはない」
ノベリットは泰然としてそう言った!
「それよりお前、まだニートじゃないか。そろそろ仕事のひとつも決めなきゃ駄目だぞ?」
ノベリットはそう言ってまたバチンとウインクした。
「ニートじゃない!引きこもってない!」
マナの絶叫がこだました!

だが・・・
(足が震えていたな・・・ノベリット)
カイザーは冷静に観察し、ノベリットの心の奥底を見抜いていた!
(しかし・・・どうやら邪悪な魔法使いとは、彼奴のことで間違いあるまい。だがその彼奴が仕える『巨悪』とは何だ?我の知らぬ『巨悪』とは、何奴だ?)
カイザーがそんなことを思っていると、脳天にズガンと一撃が落ちた!
「わおーん?!(痛えな、おい?!)」
ふとカイザーが見ると、ノベリットがジト目でカイザーを見ていた!
「・・・黙っててくれますね?」
ノベリットは見られていたことに気がついていたらしい!
カイザーはやれやれと言った様子で頷いた!
「とりあえずは、ニャース神殿だ!伝説の剣も戻ってきたし、仕切り直しでチビドラに乗っていこう!」
ノベリットはそう宣言して、チビドラの背を伝説の剣でコツンと叩いた!
しかし!
「・・・あれ?」
なぜかチビドラが巨大化しないぞ!?
焦ったノベリットがチビドラの背中をこんこんと連続で小突いた!
だがチビドラは一向に巨大化しない!
しかも、あんまり小突きすぎて痛かったのかチビドラがふと振り返って、ノベリトの顔に炎を吹きかけた!
慌てて避けはしたものの、頭が焦げてどこかで見たアフロチックになってしまった!
それはさておき、『伝説の剣のひみつ機能』が作用していないぞ?!
一体これはどう言うことだ?!

かざぐるま  2013-12-04 08:15
ノベリットは柄を眉間に当てた。しかし何も起こらない。柄には【もっと激しく】と書かれていた。
「く、くおおお……」
額が腫れるほどの勢いで柄を眉間にぶつける。すると……。
【ジョークですw】
ノベっちは死んだ魚の眼をしながら、刀をぶち折ってやろうと膝に乗っけた。
その時、突然空中に島の映像が浮かんだ。例えるなら、こんぺいとうの下側の部分が緑のコケに覆われているような島に見える。空中には鳥が飛び交っている様子まで細かく観察できるほどのホログラムだった。
「で、これが『狂える魔法使い』がいる島なのね」
マナは目を丸く見開いて拳を握りしめている。
「アフロっち、ここはどこにある島ですか?」
「そうだあなぁ。島はこの世界をぐるぐると常に回っている。それも気ままにな。普段は見つけることは困難だが、今回は違うだあよ。あいつらは『君たち』に向かって近づいて来ている」

一同は顔を見合わせた。アニエスは鳶色の眼で雲一つない空を見上げている。
『狂える魔法使い』とは一体どんなヤツなのか。
ノベっちは来たる脅威に備え、瓦礫からパクったパンツを密かにずりあげた。

とりあえずパーティのこれからの作戦を決めなければいけない。

ここで待つ
探しに行く←
逃げる
ガン無視してニャース神殿へ行く

匿川 名  2013-12-01 23:33
「呼ばれたり飛び出たりジャジャジャジャーン!的な?」
そう言って、玉座に足を組み座るのは・・・

「えええ?!」
ノベリットは驚きの声を上げてその男を指さした!
「・・・がふーん(たった今、このパートを書いてるヤツはアホだな)」
カイザーがメタ的な呟きを漏らした!
「ま、またアフロ?!」
マナが目を白黒させてそう言った!

・・・そう、またしてもアフロの男だった!
「まあ、色々あったかもしれんが闘技場でお主等が会ったのは私の弟で、結婚騒動でお世話になったのは私の兄だ」
アフロの男はそう重々しい口調で告げた!
「・・・あれ?でも確か結婚騒動の人って、『闘技場であった人の弟』だって・・・?」
マナが首を捻りながらブツブツと呟いた!
「こ、細かい事を気にしてはならんぞ、細かい事を気にすると主に胸の辺りが」
「それ以上ひと言でも言ってみろ。ぶっ殺すわよ」
男が途中まで言ったところで、マナが怖い目で睨んだので言葉が途切れた!
「・・・そう言えば、ムネデカインって本人には一度も効いていないよな?」
ひそひそ声でノベリットはカイザーの耳元に囁いたが、次の瞬間にマナが恐ろしい目で睨んだので、あわやチビってしまうところだった!

「ええと、お話を続けますよ?」
妙に卑屈に男はそう言った!
ノベリットは自分に向けられた殺気を逸らすため、激しく首を縦に振った!
「・・・伝説の剣を携えてここまできたお前には、世界を救う使命があるのだ。今こそそれをお前に告げねばなるまい。『巨悪』とは、しかしノベリット、お主は地震のその眼をもってこそ見てくるべきかと思う」
男は再び重々しい口調でそう告げた!
「しかし、見てくるって一体・・・」
「その剣がお前に幻視させるであろう。柄で、眉間を軽く叩くが良い。そしてその目でこそ、正体を見届けよ。『巨悪』と、それに侍る『狂える魔法使い』の存在を」
男の言葉に、カイザーの耳がピクリと動いた!
マナはどことなく不安げな目でノベリットを見ている!
ノベリットはまた、手にした伝説の剣を眺めた!
すると、その柄には!



『今こそ、私をお使いなさい』



なんだか、急に真面目な口調そんな事が書かれているぞ!
大丈夫か!ノベリット!

かざぐるま  2013-11-29 10:14
「あのー、荒ぶっているところ申し訳ありませんが……。ここはあなたの背ですよね。ということは、ニャース神殿もあなたの背にあるのですか?」
ノベリットは足を踏ん張りながら聞いてみた。

「ふむ。ニャース神殿に用があるのか。あそこは神聖な土地ゆえ誰の背でもない。今日わしが動き出したのは、今世界で何かが起きようとしているからなのだ。とてつもない『巨悪』がこちらに向かっている。そいつを止めるのは勇者しかいないのじゃ」
ぱらぱらと土の塊を甲羅から落としながら、ぶるんっと身震いする。その拍子に一行は振り落とされそうになるが、カイザーの咥えた木の枝を中心になんとか踏みとどまった。

「勇者ね。はっ! ひょっとして私たちがその悪者と戦うことになるってこと?」
「だから、はっじゃねーよ。勇者のパーティーは俺たちだけだ」

「ヴィットルタが動き出したってことは……もう戦いが近いってことですね」
アニエスは腰にさした修羅の剣を確かめるように叩いた。

「ってコラコラ、なんであんた店の残骸からパンツ探してるのよ」
「はあ? 探してねーし! 使える武器とか探してるだけだし!」
はっきりいってノベっちは動揺していた。

「ごほん。分かりました。じゃあヴィットルタ様、このまま俺たちをニャース神殿の近くまで運んでいただけませんか? 俺たち、戦います!」
「ムリじゃ。わし三歩歩くと疲れて座っちゃうから」
(この亀マジ使えねえ。じゃあ立ち上がるなよ)
一同は顔を見合わせた。
「とにかくヴィットルタはほっといて俺たちは北に向けて出発しよう」
「なあ。今、呼び捨てにしたろ?」
「してないっす!」
これ以上揺らされてはたまらない。疲れた亀が座ったのを確認したノベリットたちは歩き出そうとしたが、地上に出来た裂け目から何か紫色の光が空に向かって伸びている。
程なく、玉座のようなものがせりだしてきた。

なんとそこには……。


匿川 名  2013-11-24 20:30
・・・何も無かった?!

「な、何だったんだ今の地震は?」
ノベリットはそう呟いた!
「ただの地震にしては大きすぎたわね。一体何だったのかしら・・・?」
マナがそう呟いて応じた!
その時、クワーッとチビドラが吠えた!

「・・・ヴィットルタ様だ!」

道具屋の中で、店長が目を白黒させながら叫んでいる!
「信じがたいが、ヴィットルタ様が目覚められたのだ!くそ!そうならもうこの店はお仕舞いじゃないか!」
店長はそう嘆くように叫んで、店の中から金目の物をかき集め始めた!
「・・・ヴィットルタ様?」
ノベリットは独り言のように呟いた!
すると!
その時再びノベリット達の立つ地面が大きく揺れ始めた!
しかもその揺れは明らかに地震のそれと違った!
何しろ、縦揺れと横揺れが併せて起きているのだ!
「な、何なのよ、もう!」
マナが不安そうに叫ぶ。
「ヴィットルタ・・・まさか、ここは『ヴィットルタの背』なのかッ!」
アニエスがまじまじと地面を見つめながらそう叫んだ!
その時!
大地を揺さぶるようにして、その場にいる全員の体を揺するような深くて重い声が辺りに響いた!


『そのとおりだぁよぉ~~~~~~』


そして!
大地がせり上がり、道具屋の店舗はその弾みで土台から崩れ、潰れた!
店長は這々の体で間一髪そこから抜け出した!
緩やかにせり上がり続ける大地は、やがて、土を滑らせ、その真の姿を見せる!
それは、果てまで見渡す事が出来ないほどの巨大な『甲羅』だった!
「ヴィットルタって何だよ!」
ノベリットが絶叫する!
「ヴィットルタは・・・『亀』だ!世界誕生の時と共に生まれた、巨大な『亀』だ!真逆伝説だと思っていたが・・・ここは、間違いない!ヴィットルタの背に築かれた地だったのだ!」
アニエスが大地の揺れる音にかき消されないようにと、出来る限りの大声でそう叫ぶ!



マジすか!
でも、亀さんの背に乗って、どうするんだノベリット!
とりあえずここは、折角だからヴィットルタに何か聞いてみよう!
世界一の長寿なら、色々教えてくれるかも知れない!

かざぐるま  2013-11-24 14:11
「なんだよ、みんなその目は。こっちみんな」
全員がノベっちの言葉を待っている。
「ハイハイハイ! パンツなんかよーりーもー伝説の剣ですよね。分かったよ。じゃあ、この5万Gでこれ下さい」
口を尖らせながら剣をレジに差し出した。

【ノベリットは再び『伝説の剣』を手に入れた】

手元を見ると、柄には「ただいまって感じぃ」と書いてある。それを覗き込んだ一同は少しムカついたが、ノベリットが気の毒で誰も何も言わなかった。

「よし、これで俺は大丈夫だが……。この修羅の剣はどうするよ?」
「わたしが持つわ!」
アニエスは身体にぴったりあった純白の鎧をまとっている。誰が勇者か分からないほどのいでたちだ。チビドラなんてちゃっかりと彼女の肩にとまって涼しげな顔をしていた。
「お、おう。父親の剣を娘が持つとはなかなか業を感じるのう」
「あんた、動揺してるでしょ?」
マナはくすくす笑っている。
「よし! 準備は整った。(パンツは買えなかったけど)出発するぞ!」
ノベッチは意気揚々と店内で叫んだ。と、それと同時に店内が激しく揺れだした。地震にしてもこれはデカい。
一行は店外に飛び出す。

そこには!

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