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バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』
バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』
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バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』[小説コミュニティ]

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勇者ノベリットの冒険

かざぐるま}
かざぐるま
勇者は村を出た。装備も魔法もまだ持っていない。とりあえず北の森に向かってノベリットは歩き出した。そこに突然!!
2013-07-11 19:30:04

コメント (196)

匿川 名  2013-09-21 00:59
『あんさん、奇跡に頼りすぎたらダメや!人間努力が大切なんやでぇ!』
と、なぜか胡散臭い関西弁で彫られた文句に怒られる始末!
「なんでやねん!」
と思わず関西弁でツッコミを入れるノベリット!

『でも、しょうがないからなんとかしたるわ。よし、三つ目のひみつ機能は【わての前で面白いギャグを1分で三つ言えたら、世界選手権に出られるくらいの水泳技術が身についてしまうかも】で、どや!』

「『どや!』じゃない!しかもなんでそんなに中途半端に『ついてしまうかも』とか言ってんだ!」
溺れながらもそう咆吼するノベリット。
そのすぐ後ろで
「布団がふっとんだ!」
マナが絶叫した。
しかし、次の瞬間には『ブブー』という残念賞を知らせるアホなブザーが伝説の剣から鳴り響いた!
「マナ!何やってんだ!」
思わずノベリットはマナに怒鳴りつける!
「仕方ないじゃない!ダメで元々、このまま沈むよりはギャグを何か繰り出した方が!」
必死の形相で溺れながらもそう訴えるマナ!
こうなっては仕方がない!
渾身のギャグを、たった今、しかも三つ立て続けに繰り出さなければ!

かざぐるま  2013-09-20 21:38
「く、苦しい……マジしぬから! ってゆーか、半分意識飛んだから!」
ノベリットはマナの手を振りほどくと伝説の剣をしまった。
カイザーのしっぽには悪者達が必至の表情でしがみついている。
「わひゅん?」
突然!カイザーが疑問形で空気が抜けたように鳴いた。気のせいかカイザーの体が小さくなってきているような……。
「うわああああ!!」
「待て、もうちょっとしぼむのまて! ステイ!」
しかし、どんどん体はしぼみ、ノベリット達は海に放り出された。

意識を失う前にちらっと見た剣の柄には、こう書かれていた。
『伝説の剣の七つのひみつ機能・その3 効果は3分ぐらいかな』
「えええええええ!?」
ノベリット達は暗い海に漂うことになったが、唯一の救いは遠くに港の明かりが見えることだ。
しかしこのままでは、装備の重みで沈んでしまうだろう。
揺れる波に合わせて、祈りながら柄の文字を読む。
すると……。

「暗くて読めねええええ!! マナ、呪文で明かりを!」
「しょーがない勇者ね。チョイアカルイン!」
マナは覚えたての呪文で小さな炎を灯す。
果たして、そこに書いてあった次なる言葉は!?

匿川 名  2013-09-16 20:39
『柄の端っこでモノを叩くと巨大化することがあるかもしれない』
・・・ッて、なんだ、そのテキトーな機能は?!
しかし、仕方がない!
そいつを利用して、何かを巨大化するならば・・・。
キョロキョロしているノベリットの目に、しびれが取れ始めたのか生まれたての子鹿のようにヨロヨロと立ち上がろうとするカイザーの姿が見えた!
「こ、これだ!」
ノベリットはカイザーに走り寄り、伝説の剣の柄でその背中をコツンと叩いた!
すると!

「おおおおおおおお!!!!!!」

見る間にカイザーが巨大化していく!
この背中に乗れば、助かる!
ノベリットはマナを背に抱え、カイザーの背中に飛び乗った!
巨大化していくカイザーに、木の船は耐えきれずメリメリと音を立てて壊れ行く!

「あ、でもこのならず者たちどうしよう?」

「・・・あ・・・・た・・・助け・・・」

男たちは弱々しくそう呟きながら、次々ノベリットの方へと手を差しのばす。
その様子に、思わずノベリットも悪くない気分になってしまった!

「良かろう!真の勇者とはあまねく民を救ってこその勇者だ!乗れ!乗ることを許してつかわす!」

ノベリットの言葉に、ならず者たちがカイザーの背中によじ登り始める。
「ふう、良いことをすると気分が良いな」
そう呟くノベリットの背中から、
「・・・元はと言えば、誰が嵐の中で剣を空に向けてかざしたりしたのかしら?」
マナのちょっとだけ怖い声が囁いた!
「だーかーらー」
ノベリットは優雅に微笑んだ!
「細かいことを気にすると、胸が」
しかしそこまで喋ったところで、マナの細い手がギュウギュウとノベリットの首を締め上げたので、続きを言うのは止めることにした!


匿川 名  2013-09-09 22:37
「そ、そうだ!」
ノベリットは伝説の剣を甲板に突き立て、その前に跪き、祈った!
(だってこれって『伝説の剣』だし、祈れば神様がきっと何とかしてくれるんじゃね?)
ノベリットがそう思っていると、船がその時ひときわ大きく揺れ、伝説の剣はノベリットの目の前で呆気なくパタンと倒れた!


 ここで、なんとこのトピック初の『イラスト』を挿入!
       ↓
       orz   ←その時のノベリット


しかし、その時!
捨てる神あれば拾う神あり!
ノベリットの目の前に、伝説の剣の柄に刻まれた、ある文字列が広がった!
そこに曰く!

『伝説の剣の七つのひみつ機能・その2 なんと、』

なんと・・・で、一体なんなんだ!

匿川 名  2013-09-03 22:24
「・・・でも、避雷針って持っている人をしびれなくするとかじゃ無くって、そこに雷を落として電気を地面に流すとか、そんなモノじゃなかったっけ?」
ふとノベリットがそんなことを思っていると、辺りに焦げ臭いニオイが漂った。
・・・なんと!船が燃えている!
今の落雷が原因に違いない!
「やばいぞ、おい、マナ!カイザー!」
ノベリットが見渡すと、なんと!マナとカイザーも今の落雷でしびれ上がったのか、倒れて微妙にピクピクとしている!
二人は今すぐには動けそうもない!
おまけに目的の港はまだ遥か先で、ここは海のど真ん中だ!

絶体絶命、おまけに仲間は足腰が立たない!
どうする、勇者ノベリット!

匿川 名  2013-09-02 22:52

   ガラピッシャーン!

垂れ込めた雷雲から走った稲妻は、空を駆け船に落ち、止せばいいのにこんな状況で天高くへ尖った金属(注・伝説の剣)を掲げていたあんぽんたんことノベリットを貫いた!

「お約束ーーーーーッッッッッ!!!!!!」

しびれ上がりながらノベリットが絶叫する。

だが、しかし。

・・・気がつけば回りには、ガラの悪い集団が倒れ込んで一網打尽になっていた。
どうやらノベリットへの落雷が、そのまま彼を囲む集団をすべて感電させたらしい。
しかし一方これほどの凄まじい落雷なのに、ノベリットは少し痺れただけで、今ではもうまるで平気だ。
一体、なぜ。
そう思ったノベリットは何気なく、剣の柄を見た。
すると、そこには


「伝説の剣の七つのひみつ機能・その1 実は避雷針になる」


なあんて書いてあるじゃないの!

かざぐるま  2013-07-25 18:41
「マナ、呪文だ!」
振り返りマナに指示する。
「なにそれ」

「はい! なにそれいただきました!」
しょうがない、俺とカイザーでやるしかない。
「カイザー、GO!」
……カイザーは一度こちらを見て尻尾を振ると、どこかに走り去った。リーダーは腹を抱えて笑っている。
空には雷雲がたちこめ、今にも雷がこの船のマストに落ちそうだ。


「よし、かかってこい!」
覚悟を決め、俺は伝説の剣を抜いた。

その瞬間!!

かざぐるま  2013-07-19 13:09
「コロコロしてるからカイザーだ!」
「コロ関係ないじゃん」
 マナはあきれている。しかしカイザーはしっぽをブンブン振って喜んでいた。
 船に乗り込むと、ガラの悪い集団がこちらを見ている。

「目を合わせちゃダメだぞ、マナ」
 しかしマナは挑発するように舌を出した。カイザーに至ってはめっちゃ吠えまくっている。
 このままでは絡まれるのは時間の問題だ。海が時化てきたのか、船も激しく揺れだした。

 悪い予感は当たるもので、やっぱりガラの悪い集団のリーダーがこちらに肩を怒らせて近づいて来た。
「おうおう、何じろじろみてやがんでい。そのバカ犬もうるせえから黙らせんかい!」

――これはピンチだ。陸地はまだまだ遠い。ここはトラブルにならないように、何かを言わなければいけない。
そこで俺は!

かざぐるま  2013-07-17 12:36
 ニャース神殿は海を渡って行かなければならない。勇者たちはまず船を手に入れることにした。
「すいません。船が欲しいんですが」
 港は冒険者でごったがえしていた。露店などもたくさん出てマナは珍しそうに目をキラキラさせて走り回っている。
「買うより借りた方が安上がりだよ」
 髭もじゃの船主が太い声で言った。
「でも、お高いんでしょう?」
 勇者は財布を覗きながら船主を見上げた。
「なんと! 今なら50Gのところを10G! 安くしとくよ」
 話はまとまり、ノベリットはマナを探しに行く。しかしマナはどこにもいない。
 しばらくすると、マナは一匹の犬を連れて帰ってきた。
「これ、もらったの。名前をつけなくちゃね。名前はホエホエがいいと思うの」
 勇者は首を振った。
「ホエホエはだめだ、俺がつける! その犬の名前は!」

 

匿川 名  2013-07-16 21:38
「照れるなよ、似合わないぜベイヴィー?」

勇者はそう言ってバチンとウインクをした!
当然『ヴ』は下唇を軽く噛んで発音だ!
マナは唖然としている。
「べ、別に照れてなんか!」
そして顔を真っ赤にして叫んだ。
「ほほう、それじゃ一緒に来るんだな?」
勇者は軽くそれをいなす。
「なぜそうなる!」
マナが頭を抱えて絶叫した。
「いいか、その昔この世界にはとある賢者が居た。その賢者は、世界に知られる名言を残した。人生に惑ったら、俺はそれに従うことにしている。苦悩する少女よ、お前もそうするが良かろう」
マナはうんざりした顔で勇者を見ている。
「・・・何よ」
「『この道は(中略)行けば分かるさ!』と、いうわけで、行くぞマナ、いや我が一番弟子にしてパシリ少女よ!目指すはニャース神殿だ!」
「いま『カッコ中略カッコ閉じる』って言った!言った!」
勇者はそのマナの責めるような言葉に、微笑みを交わす。

「細かいことを気にすると、大きくならないぞ?特に、胸の辺りが」

「ハラスメーーーーンンン!!!!」

マナの絶叫が、辺りに轟いた。
しかし、最後の一言が思いの外地味に胸に響いたのか、マナはしぶしぶ付いてくることを了承した。
こうして、改めて勇者の一行は旅に出ることになった。
目指すは、ニャース神殿だ!

(と、言うところで匿名は一旦離脱です。かき回すだけかき回して本当にご免なさい)

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