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喫茶「BL」:萌える一言一句

志木}
志木
開高健氏の言葉に、
「小説の中に、一言一句でもいいから読者の胸を打つ言葉が欲しい。それさえあれば多少の構成のほころびには目をつむる」
というものがあります。
心を打つ言葉を引用してみましょう。

novelist.jp の中の作品でこれはという言葉でもいいですし、既存の作品の言葉、無数のサイト上に公開されている言葉など、素晴らしい言葉の数々に感動したいと思います。
なるべくなら、小説がいいと思っていますが、それ以外のメディアでもいいと思います。

私は、novelist.jp 内で多くの作品が投稿されている「ボーイズラブ・BL」カテゴリの作品をすべて読んでいないので、たくさんの目を使って、作品の掘り起こしが出来ればな……と考えたりもしています。


このトピックでは novelist.jp 内外の作品を作品名や作者名と共に引用しています。
作者の皆さま、苦情は私にお願いします。謝るくらいしか出来ませんが。
直接作品にコメントしろ、という意見がある場合には同意しておきます。それはもっともです。
そういう方には、折り返し、2000文字以上の謝罪と作品の感想を差し上げます。
2011-08-30 01:18:13

コメント (27)

志木  2011-08-31 00:07
>>蜜柑 さん
「ひらきこもりの方程式」
おお……! 一行目で、引き込まれます。この作品。
ああ、これはダメだ。
畳みかける情景描写が、読者を主人公に同化させる手段として有効なリズムを保ってます。長音を長音符で表現しないのも、この主人公の独特さを表現していていい。文字は人格を現す(小説では)。
つづきは! つづきはどこ……

「凶暴三兄弟」
こっちは長そう……。ゆっくり読みます。

志木  2011-08-31 00:07
>>そら さん
「タンブリング」ですね。どこかのタイミングで観ます。本当にドラマってあんまり観ないんですね……。

最近観てたのって、相当古くて「動物のお医者さん」かな。まぁ、原作でハムニカ、ハムニカってニヤニヤしてましたからね。ドラマではチョビがそのまんまだ、ということに興味の大半が行ってしまいましたが。

>>泡辺 さん
「タンブリング」 そこまで……w
なんか観るのが楽しみです。

アベミハおいしいです。逆カプだったらすみません。

退会ユーザー  2011-08-30 14:24
 志木さん、どうぞ宜しくお願いします。

 朝丘戻。さん著、「君に降る白」より。

「愛情を育むには身体の美しさなど問題じゃないんです。
 痛みを分かち合えるかどうかが重要なんです。
 ……あの夜のように藍クンが泣きたくなった時は、他の誰かじゃなく僕に縋ってほしいです。
 一緒に背負わせてほしいんです。
 藍クンが弱さを見せられる存在になりたいんです」
 大粒の涙が視界を覆い、街灯の光と白い雪が透明滲んで、群青色の空が揺らぐ。
 閉じていた僕の心に、成瀬さんの指先が触れて熱を灯した。
 額に落ちる、雪までが痛い。

管理人  2011-08-30 09:35
私も耳子さんの作品は愛読していて、ノベリストではもう活動されていないのですが、最近ブログ村に越されてこられたようで、そちらの更新を楽しみにしています。
女性にしては泥臭さのある文章をつづられる方で、でも心情は男性には書けないであろう繊細なところがある気がします。

「凶暴三兄弟」好きです。でも一番好きなのは「地平の戦争」(http://novelist.jp/13087.html)です♪金田中尉のエゴイストぶりが大好き。

志木さんのおすすめの「群青」のように丁寧口調の二人称って何ともいえない秘密めいたものを増長させる気がしてどきどきします!是非読ませていただきたいです。

退会ユーザー  2011-08-30 00:01
「凶暴三兄弟」http://novelist.jp/16320.html
近親相姦モノ。暴力表現有

以下引用です
 二つの声が重なる。涙は止まらない。タブーを冒した罪悪感は消えない。だけど、それらを受け容れて、なお有り余るほどの愛情が俺には与えられていた。今までだって、これからだって与えられ続ける。だから、罪を許す。誰からも許されなくても、俺が許す。それが兄貴とミツルのために俺が出来ることだ。

息苦しいほどの暴力と愛に、圧倒されました。
きっと皆様有名どころは読んでるだろうなと思って、マイナーめな作品?から拾ってきました。

「白昼夢」ぐるぐる感が三島由紀夫っぽい。短編映画で見たい!と思いました。

>ヤンキーの男の子達が新体操に
にわかにタンブリングが見たくなってきた(笑)どうしよう。

退会ユーザー  2011-08-29 23:43
志木さん、どうぞよろしくです^^

>あと、BL作家さん達はシャイな方が多いので、作品名晒していいのかも??
これ、私も不安なんですが・・・紹介してみます。
もし不都合ありましたら、ご連絡ください。消します。

「ひらきこもりの方程式」
http://novelist.jp/11410.html
人気者×根暗文学少年です。(未完結)
「……泣く程好きだったなんて、思わなかった」
「そんなにも…好きとか、俺は知らない。……全然わからない」
「ざまあみろ」
台詞のひとつひとつが胸に刺さりました。

管理人  2011-08-29 11:55
「小説の中に、一言一句でもいいから読者の胸を打つ言葉が欲しい」
→これは同感です。言葉じゃなくても印象的なシーンがあれば満足です。しかしおすすめするには、思い当たる作品を読み返さないと私の記憶では無理すぎでした。

小説は置いておいて、最近読んだマンガで好きなシーンは「おお振り」の14巻の三橋が阿部に「あ、足(大丈夫?)」と多分言いたかったんだろうけど、堪えきれずに「ま けたっ……」って言うシーン。
三橋と阿部の関係性が、一貫してもうどうしようもなく好きすぎです。15巻もおいしいです。
あと、リボーンのジョットとコザートの自己犠牲のなすり付け合いがまたうざいんだけど、もう大好き♪はたからはいちゃついてるようにしか思えないとこがまた好き♪

管理人  2011-08-29 11:49
志木さん、よろしくお願いします^^

「タンブリング」まさに理想的なバランスでした。メインは青春なんですが、その事実によって妄想が妄想でなくなるというか……水沢が辞めてしまいそうになるシーン、ダダ泣きしましたよ~!お母さんも「この子がこの子のこと好きになっちゃうのよ~」って嬉しそうに見てました。舞台にまで見に行って、私以上にはまってました。いいドラマだったなあ~♪

退会ユーザー  2011-08-29 09:36
志木さん、私のは「タンブリング」っていう新体操のドラマでした。
ヤンキーの男の子達が新体操にはまっていくんですが、その中であったシーンです。
え、今はテレビでこういうネタやっちゃっていいの?って衝撃でした。
そのシーン以外は熱い青春モノだったのですが、出てくるメンバーみんなきれい系だったので、頭の栓がはずれた後は、100パーセントそういう目でしか見れなくなっていました。

文学も昔は読んだんですが、現代人が読むと、入るツボが違う・・・って思うのあります。

志木  2011-08-29 07:58
「浅い青さは僕らの言葉の、動きの端はしにそれを滲ませ、お互い気付いていたのです」が、設定をいちいち説明しなくても読者に、この二人の心の動きがどういうものなのかがそれぞれに浮かびそうになる言葉の選び方だと思います。
美しい少年同士の恋というのはこういう文体で綴らなければいけないとまで思わせます。

3000文字程度の超短編で世界観が表現されています。
途中で、さっと視点が変わるところも鮮やかです。
……あれ? これって萌えじゃない!?
そうです。BL を文学へと(BL は文学ではないかという話はさておき)昇華させると萌えじゃなくなる? 萌えはあるけどいつもと違う、的な。
新たな疑問を私に提示してくれる作品でした。

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