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ワタリドリ
ワタリドリ
novelistID. 54908
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こがらしの季節!6「深夜の自主学習!」

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引きこもりの種類は、大体、大きく分けると3つある!
押し入れ型、室内型、アウトドア派型。
まず、押入れ型は、ひと目をさけ押し入れなどの狭い空間をこのんで、人によっては、誰かに命を狙われているとか、被害妄想にちかい行動にでる者もいる。その場合被害妄想型とも呼ばれ、1番重症的なパターンだ。

2つ目は、室内型。自室あるいは、家の中は普通に行き来出来て、テレビをみたり、家族と会話したり、個人差はあるが普通に生活できる。1番よくあるパターンで、中には、ストレスの発散で周りの家族に威張ったり、何かをしてもらうのが当たり前だと、ずるがしこい王様タイプになってしまう人もいる。

最後に、アウトドア派型は、外も普通に出歩いたり買い物に行ったりも出来る。人と気さくにあいさつをかわしたり、見た目は普通と変わらないけど、学校や仕事、大きな社会にかかわるプレッシャーとかに弱く、家ではないけど、心の空に閉じこもってしまう意味から引きこもりの仲間の分類にされているが、人と触れ合う機会もあるので、何かのきっかけがあれば自立の可能性が1番近い、あと一歩の段階のパターンでもある。

他にも、夜間自室型、夜間アウトドア派型など、ひと目を嫌うパターンの型など個人差で沢山あるようだ。

深夜に目覚めた、学はトイレに行きたくなって、洗面所に向かうと台所のテーブルにこてっちゃんとギョウザがそれぞれの皿にラップされ豆電気で反射されて光っているのが分かった。リュックに入れていたはずのスマホも充電器にさされ満タンになっていた。勝義が気をきかせてやってくれたのだろう。流石にちょっと小腹は空いていたが、今つまむと胸焼けとかしそうでトイレをすませたらボトルの水だけ、飲んで隣の部屋でいびきをかいていた勝義を起こさないようにスマホだけ持ち寝床に戻った。

起きた時、タオルケットが身体にかけられていて、これも、勝義がしてくれたのだろう。父はいつも何かと気にかけてくれて学は心では感謝しているが気恥ずかしいのか、なかなか口に出して言えなかった。

仮眠を取りすぎたせいか、目が覚めてしまって寝転ぶと学はしばらくネットなどでかちかちして時間をつぶしていた!

ベランダを全開に窓をあけるとちょうど心地よい夜風と空の真上に薄黄色い月がまぶしく光っている。深夜のせいか手すりのすき間からみえる団地の電気はほぼ真っ暗だった。

退屈しのぎに、夕方、太一にからかわれた引きこもり検索とかをして、適当に流し読みし頭の中で自分の想像で照らし合わせ、「押し入れ型だとオマルとか持ってきてもらうのかな?(-_-)僕の場合、買い物とか外出もするし、アウトドア派に近いような・・・!ていうか、呼び方普通に外出型でよくない?」など、心の中で突っ込みをいれていた。

ついでに、人間関係とかも調べていると、人は間近にいる人に1番影響を受けやすくそれによって、体調に支障が出やすいとか…!

いろいろ読み過ぎて目が疲れると、学は目を細めてスマホをおろした。

学「ふう〜!とりあえず、明日、あいつ(太一)が来ても居留守使うことにしよう!(-_-;)」