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その３

十代は将来への夢がある。
例え思春期に病気になり人並みに社会に出るのが遅くなったとしても、未来に良い事があるような気がしていた。
この世には私を待ってる人がいる、という一節があるが、朧げにそんな気持ちで無為の青春を送っていた。

ただ大切なことは、そのときできることをコツコツやっていくこと。療養にしろ、好きな趣味にしろ、何でも良いのだ。そして少しずつできることを積み上げていく。年月は掛かっても必ず信念は達成することができる。
私はそう信じている。