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私に見えるもの

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私に見えるもの

私が住む地球は太陽系というエリアにあります
私たちは太陽のこと、太陽系の惑星たちのこと
宇宙のことをどんどん知るようになりました

天の川には数千億の恒星が
宇宙には数千億もの銀河があるのです

太陽系の外側に5000もの惑星を見つけました
銀河の大きさと構造がわかるようになりました
ブラックホールの存在も重力波の存在も観測できました
遠くにある銀河やその軍団、そして分布の構造もわかってきました

今では、地球から129億光年先の星も見えるようになりました
もう少しすると、ビッグバンから30万年後の宇宙の初光を
見ることができるかもしれません

しかし
こんなに宇宙が見えるようになったのに
私たちにはまだ宇宙の5%しか見えていないのです

見えていない95%は何なのでしょう
人間の肉体では
人間の作り出す機器では
それは感知できないのでしょうか
私たちはその中で生きているというのに

私は神を信じません
仏も信じません
地獄も天国も信じません
もちろん占いや予言も
断言できます

だけど
95%の存在は信じるべきものかそうではないのか
よくわからないのです
見えているものが全てではないことは当たり前です
しかし、それがあまりに多過ぎるのです
作用すらよくわかっていないのです
暗黒物質やエネルギーというものは本当に存在するのでしょうか

そんなに長くはない私の残りの時間内に
誰かが明かしてくれるでしょうか
私は願っています
95%が見えることを
作品名:私に見えるもの 作家名:ひろし63