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倫五さんの「ほんのちょこっと街ある記」●沖縄県

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◆那覇市

これまで私が全国で唯一訪問していなかった沖縄県。

出掛ける前までの数ヶ月〈8月~10月頃〉は全国的にもコロナの影響が何となく少なくなってきたイメージがあって、11月中旬に沖縄県訪問を実行することにしました。これでついに47都道府県クリアです。
 
今回、元々は私一人で那覇市に1泊しての街歩きを予定していたのですが、妻と同伴という事になり、「あら、せっかく行くならもう少し回りましょう。」とは妻の弁。
 
まあ仕方ないか…、という事で一緒に出掛けることになりました。一度も訪れた経験がない沖縄県でしたが、日程を組む際に沖縄本島の地図は大まかに理解出来るくらい見つめました。
 
福岡空港から那覇空港までの距離は、東京までと同じくらい。飛行機で凡そ2時間弱のフライトです。
 
福岡空港を午後1時半頃発の飛行機を予約。午後3時半頃到着なので、1日目は市内の首里城公園(守礼門など)を少しはゆっくり見学出来るかなと思っていたところ、飛行機が30分以上も遅延しての出発で、那覇空港への到着が夕方4時過ぎになってしまいました。
 
那覇空港からモノレール(ゆいレール)に乗り、首里駅に着いたのが夕方の4時40分頃。首里城公園まで近いとは言え、駅から徒歩で10分ほどもかかったので、つまり間もなく夕暮れ時に差し掛かる時間で、いくら緯度が低い沖縄でも何となく夕景のイメージになってしまいました。
 
首里城公園の入口で案内看板を見ると、公園は思いのほか広く、こうなったら断片的に見るしかないと思い、守礼門近辺に限定しての見学だったのは仕方なかったですね。
 
滞在1時間弱で首里城公園を後にして、ゆいレールで後戻り。副都心の「おもろまち」のホテルへチェックインした時は既に薄暗い時間でした。
 
一休みするのもそこそこに、ホテル近くの海鮮がメインの食事処で夕食。リーズナブルな値段でもあり気持ち良く食事が出来たのは良かった。
 
ところで、11月も20日になろうとしていた時期でもあり、いくら沖縄とは言え、服装は合服で間に合うと思っていましたが、当日の天気予報では翌日から2日間とも好天で気温が上がり、何と夏日になるとTVが伝えていました。その時は北九州付近とは7~8度も気温が違ったのです。
 
たまたま食事した店から50mほど先にショッピングモールがあったので、私は夏バージョンの半袖シャツ、妻はTシャツを仕入れたのが、翌日は大変役立ちました。
 
その時期の沖縄では定番のレンタカーの予約が難しかった事もあって、翌日はバスを利用しての「沖縄本島半周めぐり」を予約。流石に観光県・沖縄です、1日に5~6便ほど運行するバス会社が数社もあったのです。
 
大型バスにほぼ満席の客を乗せて、「万座ビーチと海底見学」~「昼の焼肉ランチ」~「フクギの並木」~「美ら海水族館」~「北谷〈ちゃたん〉町の美浜アメリカンビレッジ」と、約8時間かけての移動スケジュールでした。
 
2日目宿泊はアメリカンビレッジにあるホテルを予約していました。北谷町は人口2万8千人ほどなので特に意識していなかったのですが、日が暮れた時間に着いた美浜アメリカンビレッジは「ギンギラギンのイルミネーション」に飾られたド派手な街で、外国人が多数行き交う、まさに異次元の空間。

お祭り騒ぎのアメリカ映画に迷い込んだ錯覚に陥ったようで、食事をするのにも一苦労。やっとの思いでオリオンビールと夕食にあり付けました
 
さて翌朝、北谷町から路線バスで那覇市の中心部まで約30分。
前日にゆいレールに乗って街を見渡した時も感じたのですが、那覇市は人口規模以上に都会です。33万人どころか40万人以上と聞いても不思議ではありません。(日本有数の人口密度が高い街でもあるのです。)
 
県庁前で降車して、しばらくは中心市街地の国際通りや牧志市場周辺を散策、昼食を牧志市場にあるひなびた食堂でいただきました。
 
ここからは妻と別行動です。勿論、妻は私の「市街地を見る街歩き」に付き合う訳もないので、2時間だけ分かれてそれぞれに市内を彷徨です。
 
実際、歩いてみると那覇市は予想以上に都会的な姿で、福岡市の一部を歩いているような雰囲気があります。沖縄県全体を見ても離島を含めた面積は狭いのに、140万人ほどの人口を数えます。佐賀県と比較すると2倍ほども県の勢いを感じました。
 
私たちが口を出すことではありませんが、米軍基地の問題は大きくても、県の経済的な成り立ちだけを取り出すと、ある程度は基地体制に依存しているのは否めないでしょう。何しろ今回訪問したエリアを見る限りでは「沖縄は活気がある」と感じたのは間違いありません。
 
沖縄県訪問の価値は多くの離島を含めて見るのが本当でしょうが、実質2日間ではとても網羅できません。
次回がいつになるか分かりませんが、まだ経験していない北海道の道東地方を済ませたら、もう一度訪れてみたい地域として優先したいと思います。