小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

悩みを聞いてほしかったが・・・

INDEX|152ページ/180ページ|

次のページ前のページ
 

 それにしても、あのお父さん、明日休みでない人が、車内にいることを知らないのだろうか。
帰宅するまで、もう少し辛抱してもらいたいと思ったが、家では飲ませてもらえないのかもしれない。
事情はいろいろあるだろうが、周囲(特に明日休みでない人)に対して、もう少し配慮がほしい。

 駅を降りてしばらく行くと、タコ焼き屋のおじさんが外を見ていた。
最近床屋に行ったのだろうか、さっぱりしている。
外は寒いが、中は暖かいのだろう。

 まだ準備中らしく、お客さんはいなかった。
おじさんも、明日休みでない人だろう。
全然知らない人なのだが、何となく他人とは思えない。

 家に帰ると猫が待っていた。
私は「ただいま」と言っただけだったが、明日休みでないことがわかったのかもしれない。
寂しそうな顔に見えた。