小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

悩みを聞いてほしかったが・・・

INDEX|123ページ/180ページ|

次のページ前のページ
 

 名前を間違えてしょんぼりした私は、マックに行った(職員食堂はとっくに閉まっていた)
「ハンバーガー一個と、コークのS下さい」と注文した。
まもなく注文の品が出てきた。
ハンバーガーの他に、同じ大きさで、包み紙の色が違うハンバーガーのようなのがもう一つあった。

 〈おかしいな、ハンバーガーは一つしか頼んでないのに。誰かのと間違えたんだろう〉
「これ、違うんだけど」と言うと、レジの女性はキョトンとしていた。
「ハンバーガーとコークを頼んだんだけど」
「エッ、コーク? コーラですか? ポークじゃなかったんですか」
と言われて、ハッとした。
レシートを見ると、『マックポーク』と書いてあった。

 私の発音が正しく伝わっていなかったのだ。
彼女が難聴だった可能性もあるが、たぶん私の発声が異常だったのだろう。
私は、「申しわけなかったね」と言ってコークに変えてもらった。

 〈あのマックポークはどうするのだろうか?
別のお客にまわすことはないだろうから、お店の人が食べるのだろうか? それとも、豚のエサになるのだろうか?〉