小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

故郷へ帰った (二)

INDEX|104ページ/167ページ|

次のページ前のページ
 

 今はテレビが当たり前になったが、私の小さいころは、テレビがなかった。
そのせいか、いまだにテレビはちょっと不思議なものだ。
遠くにいるはずの人間がどうして、目の前で喋っているのだろう?
説明しろといわれても、すぐにはできない。
それと、テレビでいつも見ていると、一度も会ったことがないのに、知り合いのような気持になる。
この前、田原聡一郎さんを街で見かけてあいさつしたが、向こうは気がつかないようだった。

 このごろは、テレビは大画面が普通になった。
女優さんの顔は毛穴まではっきり見えるようになったし、ナイター見物の人が食べている弁当の中身までわかる。
これほど画像が鮮明になると、素顔でテレビに出られる人はなくなるだろうし、安い弁当を買う人も減るだろう。