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2003年12月、ついにフセイン大統領が拘束された頃

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《2003年・12月》
イラクのフセイン(前)大統領がついに米軍に発見されて拘束された頃です。

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◆12月11日/あんな年棒は本当か?
 
昨年のヤンキース・松井に続き、また一人の日本の優れたプレイヤーが大リーグ入りしました。今日『リトル・マツイ(松井稼頭央)』のニューヨーク・メッツへの入団発表記者会見と言うのがあったらしいのです。

彼ほど三拍子揃った選手も珍しく、大リーグへ行っても活躍するでしょう。出来ればイチロー並の評価になってくれれば、日本球界も鼻が高いでしょうかね。

しかし、驚かされるのは、その待遇(年棒)。3年契約の約21億円以上だと聞いて、正に仰天。1年で約7億円以上となります。西武時代の松井選手の年棒は、恐らく2億円くらいだったでしょうか。

それでも一般人とは大きくかけ離れていると言うのに、その数倍をメッツ球団は本当に払うのでしょうか…。

メジャーリーグにはとんでもない年棒の選手がゴロゴロいます。マルチネス投手などは、年棒で15億円以上でした。7~8億円クラスの選手が数人いて、4~5億円クラスが数人いて…スターが多いヤンキース球団などは、選手への支払いがどのくらいあるのか想像もつきません。

ヤンキースタジアムの入場料は、内野指定席で約5,500円ほどなので、たとえ5万人の入場者があったとしても、1試合でいくらの収入でしょう…。確かに試合数も日本より20試合ほど多く、TV放送権等の興行収入も多いでしょうが、一体どのようにして成り立っていくのか不思議でならないですね。

折りしも、西武の松坂投手の契約更改をさきほどTVでやっていましたが、2億円だそうです。まだ歳は若いが、今や日本のエースとも言える彼の年棒が可愛く思えました。本来なら2億円と言えばすごい額なのに、3年で21億円の数字を聞いた後だったのでマヒしたようです。

そんな額を聞くと、年収300万円、400万円の我々のような普通の人達には気が遠くなるような話。だから自分の子どもをプロ野球選手にしたい…なんて夢のような考えを持つ親は多いのでしょう。

まだ実績もないのに契約金があるのはプロ野球が突出しています。一流選手として活躍さえすれば、宝くじの金額を毎年獲得している勘定なので、やはりプロ野球選手はスゴイ。

ヤッカミ根性で考えたくなるのも仕方ありませんが、数十万人に1人と言った選ばれた人達だから収入もすごい…とでも考えないと、何だかやっとられません。もっとも支払う税金も桁外れと聞くのがせめてもの慰めでしょうかね。

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◆12月23日/たかが風船、されど風船
 
先週の1週間は、我が会社にとって大変多忙な1週間でした。いや、先週の1週間と言うよりは、このところの土曜・日曜は、9月から多少なりとも何らかの仕事が入っていて、私は1日たりとも休日がありませんでした。

本業のデザイン業にとって、年末は一番原稿量が多い時です。(しかし、この数年は、印刷会社あたりは昔ほどの需要は無い。)

そして本業に加えて、昨年の9月からスタートした「バルーンアート」の仕事が、1年経過した今秋から一気に増えてきました。
ブライダル関連は勿論の事、ペンシルバルーン・パフォーマンスやオープニングイベント、バルーンアーチのレンタルなど、毎週途切れがなかったのです。

そんな中、某パチンコ店の新装オープンに当社のバルーンアートが採用されて、クリスマスまでに店内いっぱいのバルーンアート装飾の注文がありました。ゴム風船ではなく、「デコバルーン」と呼んでいるビーチボールのような耐久性のある素材の風船を使用。

お出迎え人形をはじめ、アーチ型や多岐にわたる面白い形、店の天井に繰り広げられる海をイメージしてのセッティングなど、見れば楽しい風船の世界。約1800個の装飾の世界を突貫工事でやったのが先週なので、日常のデザイン業務と重なって、全く多忙だったのです。 

風船と言うと、何だか軽々しい感じがして、何となくホンワカ気分を持たせる特徴があるようです。子どもや女性で風船が嫌いだ…何て言う人はほとんどいないでしょう。

まあ、男性にとっては別に興味はないと思います。男性が意識して風船を考える…などと言う事は普段の生活上ではあり得ないですから。

ところが、お祭り気分の時には不思議と風船が出てきます。普通はフワフワ浮かぶ風船を子どもが手を離さないように、親がヒモを子どもの手に巻いてやる…なんてイメージがあります。TVアニメや子どものアイドルのキャラクター風船などが露店で売ってあるなど、どこか単純で軽薄なのです。

しかし、同じ風船でもアートの域に入っていくと、そこに風船に対する意識と素材に大きな隔たりが出てきます。例えば人間と等身大の人形を作る時は設計図がないと作れないのです。

つまり、出来上がりの形やサイズに対しての風船の大きさ、個数、色など計算しなければ作れない部分の集まりなのです。だからこそ、そこに専門性と希少性が出てくる事になります。

この近辺では他に出来るところがないと自負するバルーンアートは、もしかしたら我が社の救世主になり得るかも知れません。

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◆12月24日/あの大統領が、あんな所に
 
4~5日前に、イラクのフセイン(前)大統領が、ネズミの穴とでも言えそうな所から発見されて拘束されました。

身内からの通報だったようで、通報者は噂通りの大枚を手に入れたかどうか不明ですが、さっさと海外へ逃亡したとか…。しかし、その報道写真を見た時には、一瞬「影武者では」と思ってしまいました。

その発見場所たるや、一国の独裁者が本当に潜んでいたのかと驚かされるような、まさに、小心者がコソコソと逃げ回るのに使われそうな場所ではありませんか。米国側とすれば、格好の見せしめのシーンだったと言えるでしょう。

発見された際には、米兵に対して「取り引きしようではないか」と言ったとか。本当かどうかは別としても、何の意味があるのか全くの意味不明…と報じられています。

そんなレベルの指導者に、20年間も独裁を許していたイラクと言う国もお粗末と言えばお粗末。もっとも、欧米諸国や日本のような情報網的な伝達方法はそう発達しているとは思えず、イラク国民より日本人の方が、TV等のニュースなどでイラクVS米国の情勢がよく分かっている事があるかも知れません。

先進国以外では、国のレベルで情報量の差は仕方ない部分も多い。その情報や教育の操作による国民の思い込みは、時として個人個人の考え方を支配してしまいます。戦前の日本がそうであったし、今の北朝鮮も同じようなものでしょう。  

ところで、何故米国がイラクへの攻撃を開始したのか、もう大量破壊兵器を所持している為…などと言う理由は、詭弁だと誰もが思っています。他に正当な理由が見当たらなかった為の一時凌ぎだったのは明らかでしょうに。