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2003年6 月、中心商店街と郊外大型店の問題

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《2003年・6月》
佐賀市でも郊外大型店が複数進出、中心商店街がマズイ状況になる頃です。

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◆6月1日/衣替え
 
今日、6月1日は一般的に「衣替えの日」となっています。制服のあるところは完全に夏服になる訳ですが、この10年ほど前からは、もう5月半ばには合服でも暑苦しい感じがあります。社会人というより、特に中学・高校生の男子学生服は気の毒ですね。

外国人から見れば、あの真っ黒い服の集団には驚かされるらしい。我々日本人が中国や北朝鮮の軍服?に何だか奇異な感じがするのと同じでしょう。

我々が中学・高校生の時代は、6月1日頃が衣替えの日としてちょうど良かった気もします。小学生の頃は1月・2月の冬などは佐賀市内でも1週間に1度くらいはツララ が当たり前でした。それも長いのは20cmくらいあって、屋根から下がっていたのをはっきり覚えています。

もう40年ほども前ですが、当時は暖房もままならない時代だったに違いなく、当時の親たちは大変な思いをして子供たちを守っていたんでしょう。間違いなく地球温暖化はあるのでしょう。

今の時代は、自動車・家電品・通信機器・家屋・娯楽・社会設備……等々、色々な分野で随分と近代的になっていて、比べ物にならないほど便利で優雅(と言えるかどうか?)になりました。すっかり慣れてしまって後戻りは出来ないでしょう。

衣服の話に戻れば、佐賀県の主要銀行の制服が私服になって、もう1年程が過ぎました。その代わりの腕章もなくなった様ですが、銀行はカウンターで分かれているから銀行員かどうかがまだ分かり易い。

これが病院の看護婦さんやフライトアテンダントなどが私服だったら、まず判断出来ません…それらは制服でないと見分けがつきませんね。

さて、最近はやや少なくなってきたセーラー服ですが、その後ろに大きなエリがついています。あれは単なる飾りのように見えても、やはり意味がありました。元々名前のとおりに海軍の水兵さんの制服で、17世紀の頃は、まだ水兵さんも髪が長く、肩までの長髪も珍しくなかったらしいのです。

入浴もままならない艦上生活に髪も汚れがちで、その汚れが服につかないように四角の大きな布をたらしたのが始まりとか…。
 
まあ、それはともかく日本の蒸し暑さがもう少し柔らかだったら、言う事はないのですけどね。

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6月7日/郊外大型店と中心商店街

私の副業として、昨年の9月からバルーン(風船 )ショップを始めました。ただ単に小売などではなく、大掛かりなディスプレイなどをやる目標を持って始めた訳ですが、楽しさと華やかさを実行するお手伝いをやれる事は、多岐にわたってイベントに参加す出来て面白いのです。

しかし、物が風船だけに軽々しいイメージを持たれそうですが、規模が大きくなると相当な体力とセンスが必要です。

ところで、最近の流通・小売業の環境を思う時、問題になっている中心商店街の凋落ぶりと大型流通店の集客力の差は、実は企画・運営に対する考え方の差が大きいと思われます。

勿論、一概には言えないにしても、例えば私がバルーン事業のノウハウをプレゼンするのに、この1ヶ月の間に双方の企画担当者と接見しました。

私が「来場者へのエンターテインメントとしてのバルーンイベント」を提案した際の反応として明らかに差がありました。それはバルーンイベントに限らず、活性化の企画に対する反応と実行力が、責任の所在(担当者の存在)が大きく違ったのです。

つまり、中心商店街の担当者は、企画を持ち帰って数人の運営委員と改めて検討する…との返事でした。その運営委員が5人いたら5通りの意見と主観があるでしょうから、結局は時間ばかり食って結論はなかなか出ません。責任は誰が取るのか…何の為の窓口担当者なのかさっぱり分かりません。

実は、今日(6月7日)は、佐賀市嘉瀬町にある郊外大型店で「ペンシルバルーン・パフォーマンス」を開催して大人気でした。店舗の中心にあるメインスペースに風船を使ったディスプレイをほどこし、来場者へのサービスとして、子供向けのペンシルバルーンのイベントを行ったのです。多い時は50人ほどの行列で20分待ち、実行した我々スタッフもビックリの大忙しでした。

何故そんな大型店でイベントが出来たのか…経営・管理の実権は、東京本社の商社でしたが、現場の運営は多少の事なら地元の店舗での自主行動で出来るらしいのです。予算内との条件はつくのでしょうが、販促担当者が面白い・役に立ちそうだと思う企画なら、担当者自身の判断で結論が出せるのです。

最初の提案からわずか10日ほどで、担当者の判断で実行しました。こちらが慌てて準備をしたくらいでした。
 
明日の8日(日曜日)も実行しますが、今日の人気からしてスタッフを2人から3人に増やす必要があります…とこちらから増員を提案したら、予算アップを即断で受けつけてくれました。正に“担当者”の存在感があったのです。
 
中心商店街の企画担当者は、そんなことを即断できる環境もなければ対応する人材もいないのでしょう。いかにも大型店との運営の差を見せられた感じでした。

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◆6月10日/奇跡の天体「地球」

九州の北部も昨日梅雨入りしたらしく、それは例年並だとラジオ放送が言っています。季節は巡り、人間の世代は何十代と変わっても、人間が出現してから連綿とした地球の営みに寸分の違いもありません。その頃になったらちゃんとそれなりの気候になるから不思議と言えば不思議。

恒星という太陽の周りを、惑星という地球が回り、更に衛星という月が回る。太陽系の9つの惑星に、それぞれ衛星が付いています。万有引力でそれぞれがバランスを保ちつつ宇宙空間を回りながら浮かんでいる訳ですが、そのバランスたるや正に絶妙としか言いようがありません。

太陽系も銀河系の一部で、その銀河系大星雲もやはり渦巻き型に回っています。静止していると引力のバランスが崩れて、一番大きな質量に向かって「落下」していくのです。

空間だと上も下もないと思いますが、大きな質量の方が下なのですね。数百億個とも言われる恒星の集まりの銀河系に、惑星は数千億個ほどあると推測されています。

そして、銀河系から220万光年のところにアンドロメダ星雲が、銀河系と双子の星雲のように浮かんでいます。とんでもない遠距離なのですが、実はそこまでの距離は銀河系の直径の11倍くらいと計算されて、そしてそこにも同じように数千億個の惑星があるのです。

そんな中に、それでは地球のように生命体が存在する惑星がどれだけあるのか…勿論、計算しようがないのでしょうが、確率的には10億分の1くらいは地球のような惑星が存在するかも知れないと言われます。

銀河系に1,000億個の惑星があるとしたら、100個ほどの「地球モドキ」が可能かも知れません。しかし、人間ほどのレベルの生命体となると、更に少なくて10個くらいかも…。