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2001年8月、地球温暖化の問題が拡大する頃

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《2001年・8月》
地球温暖化が世界の問題として大きくなってきた頃です

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◆8月7日/今年の夏に思うことは

今年の夏は特に暑いのか、それともそんな風に感じるのか分かりませんが、とにかく暑い。そう言えば、5~6年前に佐賀商業高校が夏の全国高校野球大会で優勝した時もこんな感じで暑かったのを覚えています。

はたしてこんなに暑いのは本当に地球温暖化の表れなのか、なるほどそうかも知れないと思わせるほどの猛暑です。一言では言えないとは思いますが、確かに二酸化炭素や窒素酸化物の排出、そしてヒートアイランド現象も原因の一つでしょう。

しかし、こんなことを言っては笑われるかも知れませんが、地球の45億年の営みにおいては、これから「地球の温暖期」であることも確かなのです。つまり、マンモスが闊歩していた氷河期から1~2万年かけて温暖期に向かっているということです。

数万年単位での地球の動きに対しては100年~200年ほどのサイクルは何の問題もありません。あとしばらくは地球自体が温かくなり、水位が1メートルも上がった頃に、それからまた数万年をかけて冷えていくサイクルです。

今の人類が人間として記録されて、たとえば1万年たっているとしても、すでに前回の氷河期は終わっている訳で、地球の暑さのピークが100年後の西暦2100年頃と思えば何の事はないのです。それからまた1~2万年かけて次回の氷河期へ向けて地球はゆっくりと冷え始めるのです。
 
地球の誕生から今までを1年と考えると、人間が出現したのが、12月31日の午後11時過ぎ頃。紅白歌合戦も終わりそうな時間にやっと原始人類が現れてきた計算になるらしいのです。と言う事は、宇宙時間と人類時間を比較すること自体がナンセンスと言う事なのです。

ただ、急速な地球の汚染が進んでいるのは確かで、特にオゾン層破壊だけは避けなければ、生命の存在そのものへの危険性が増していきます。

こんな風に考えても面白い…
それは、地球自体が意思を持っていて「邪魔な人間ども」を一掃しようとしているのではないか。地球が自分を再生するために一度きれいな体にしたいと思っているのではないか。それには人間どもに自滅の道を辿らせて、改めて「地球本来の美しさをもう一度」と画策している…などと考えてもみたくなります

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◆8月14日/小泉首相の靖国神社参拝

今年の主役の一人である小泉首相の靖国神社参拝について、もう今更何のかんの言っても同じではありますが、私の思っていた通りの参拝の仕方でした。

8月15日を避けて参拝する方法をとる事が、どちらかに偏る最悪の結果だけは回避出来ると思っていました。熟慮という難しさの中でのせめてもの無難な選択だったのでしょう。

首相就任当初は、誰がなんと言おうと15日に首相として参拝する、一度言った事は絶対に曲げない。それが出来なくては改革も出来っこない。と公言していました。
と言うことは、これからも色々な障害が出てきてやはり改革は出来っこない…と言うことになるのでしょうか。

人気があるうちに何か具体的な事(改革)を1つくらいはやっておかないと、本当に掛け声だけのタレント総理になって、後世の語り草になる可能性もあります。

世間的には株価の下落が止まりません。回復の兆しさえ見えない経済状態、それに輪をかけたような省庁の堕落ぶりを何とかしてくれそうな雰囲気の小泉首相に国民は期待しているのに、結局は人気と勢いが無能さをより引き立てる事のないように願いたいものです。

大多数の国民は、今の日本に希望を見出すのをあきらめているのか、一揆が起こっても不思議ではないほどの政治の状態にもかかわらず、何故か声も出さずに日常生活に埋没しているようです。

しかし、心の中は文句ばかり言っているはずです。そのウップンを小泉さんが晴らしてくれそうな期待が今の人気なのは間違いないところ。全部とは行かなくても、半分くらいは期待通りの結果が見えれば嬉しいのですが。

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◆8月19日/ナイト ウオーク

8月18日の夜10時から出発したナイトウォークの参加者が、今、第2ポイントを無事通過した…との連絡が実行本部にいる私の携帯に入って来たのが午前0時45分です。

うちの双子の息子が通っている中学校が3年前から実施している「一晩かけて25kmを歩き通す」ナイトウォークが実行中です。自由参加ではありますが、凡そ140人の生徒と約30人の保護者、そして数人の先生達が夜道を歩いています。

途中に5箇所のポイントで休憩をとりながら、クイズやゲームをやる企画もあって、中学校へ帰着するのが朝の5時から6時の間の予定。5~8人を単位としたグループに分かれて進行中です!

その間にも、母親部会のお母さんたちが、豚汁などを明け方に合わせて作っていて、素晴らしい連携プレイです。果たして全員が完歩出来るか――。

女子も50人ほど参加していて、本当に歩き通すのは大変だと思います。しかし、日常的ではなく、限界に挑戦するようなイベントは実は子ども達ばかりではなく保護者にとっても非常に有効だと言えるでしょう。

友人間での連帯感創出は勿論、大人と中学生の会話が必ず生まれていると思います。最近の子ども達にとって、体を張った挑戦は、部活を除けば滅多にないでしょう。

このようなイベントを行える中学校には、非行に走る子どもの割合は低いと思われます。少々のきつい行動は、むしろ親や大人が主導権を持って子ども達に課しても構わないのではないでしょうか。

準備段階での50人ほどの保護者間の打ち合わせは、どこもやっている体育祭などとは異なる内容で、なかなかユニークな雰囲気が味わえるのも面白いものです。

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◆8月28日/梅干と紫蘇

この暑い夏に、弁当を持っていく子供たちも多いでしょう。昔から、日本では弁当に赤い梅干をのせた「日の丸弁当」が一般的だった事もあります。日の丸弁当の梅干は、単に御飯が悪くなるのを防ぐだけでなく、米の酸を中和させるという大切な働きもあると言います。

御飯は体の中で酸性に変わってしまうらしいので、米食中心の日本人にとって、アルカリ性の梅干は大事な役割を果たしているようです。昔の人がこんな梅干の働きを科学的に捕らえていたとは思えませんが、生活の知恵によって生み出されたのでしょう、

日本人の感覚と知恵の高さが現れています。ちなみに、中和剤としての梅干は茶碗2杯の御飯を1個の梅干で中和してしまうようです。

そして切っても切れないのが「紫蘇」。「蘇」という字は悪魔と言う意味があり、紫蘇は魔よけの植物で解毒作用があるとの事です。
梅干とのセッティングは、梅の赤さをより際立たせる為の着色剤でもあり、見た目の美しさと同時に解毒、保存という実務的な働きが相まって、まさに日本人が生み出した優良食品と言えるでしょう