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未練の行き違い

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善悪の判断はその自出に影響されない。オオカミの牙とはかけ離れた感感覚かも知れない。

どの身分に生まれようとその人の善悪は産まれながらに既に決まれられている。

ただ、社会的な束縛の上に自己制御しているに過ぎないが、ひとたびその箍が外れれば、必ずその本性が現われる。性善説など程、欺瞞に満ちた楽観論の産物はない。中には芯から善良な人もいるのは否定はしないが、多くは、その得体の知れない欲望の誘惑に塗れていくのが、人の性の産物でしかない。あらゆる欲望が社会が作らえた瞬間から存在する、家族間にすら、それはありうる、しかし、それはごく稀であると信じたい。多くの害悪の全ては、それは性悪説に元ずく結果だ信じない人々が多すぎる。あらゆる欲望が全てを支配する人の社会ほど醜いものはない。

「その首飾りは?」

「オオカミの牙だ」

「オオカミが好きなの?」

「敬っている、彼等は草原の守り神だから・・・」

「遊牧民が死んだら…その魂を・・・彼等が天に導いてくれる」

「地獄が怖いわけ?」

「うん、地獄は人には酷い修羅場だから・・・」

「それはひとの罪業の産物じゃないの?」

「罪業?ってなんです?」

「わからない」

「そうでしょ、人には判断できません、神・仏・あらゆる信仰の全てがそれを判断する基準を持たないと考えますがね、違いますか?」
「存在しない未知のものが・・・」

「人を恋する気持ちにも通じないかな?」

哀れにも涙で曇る彼方には幻影が霞みながら消え去る姿が・・・

人の生き様には色々な局面が存在し、その判断の選択を
決めるのは自己の責任だろうが、その判断を否定した時に追い求める事が本当に正しい選択かと問い詰めることを真剣に判断する必要がある。それも、同じようにその相手にも言えることだとも言えると最近は思えるような年齢になったようだ。

まぁ、一時の気休めに、こんな詩を書いてみたが、皆さんはいかがお考えでしょうか?
ひとが自死を求めることより自身の価値を探す努力が必要ですし、どの様に虐げら、迫害されても自己を否定することは無いと思いませんか?
唯、この瞬間が(彼女が拒まなった)俺を生きる事を残し、人生で最大の幸福を与え、俺に良き暫しの希望をあたえたが、それは決してあなたには気が付く事はないだろ。
作品名:未練の行き違い 作家名:下山 信司