小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

サイコパスナイト 承

INDEX|1ページ/3ページ|

次のページ
 
3章 騒音攻撃始まる

 それは2017年10月始めに、突然始まった。いきなり一日中上階のやつが、僕のいる場所の上で大きな音を出すのだ。単に上階が騒いで煩いというレベルじゃない。床を叩くなどの下階に伝わる音を、僕のいる場所の上で出すのだ。もちろん、僕が移動すると上階のやつも移動して、だ。

 派出所に行って話しても信じない。電話で警察を呼ぶと、上階は騒音を止める。警察だけじゃなく、誰かが僕の部屋に来た場合は当然だが、配達などが玄関に来た時にも止まる。もっと言えば、警察に電話すると騒音が止まったりした。すると相手の警官は、今も騒音がでているかと聞く。出ていないと言っても、シツコクだ。僕が妄想状態だとでも考えているのだろう。

 もちろん僕は上階にクレームに行くのだが、チャイムを鳴らそうが、ドア叩こうが出てこない。何度も警察を呼んだが、それでもほとんど居留守を使って出ない。例外は、ベラとベロじゃない人間がいる際だ。その話は後で書く。

 当初は、ベロが単独でやっていると思ったが、毎日それが続く。ベロだけでは無理であり、騒音を出してる奴以外にも人がいるのがはっきりした時点で、ベラとベロがグルでやっていると認識した。間違いないはずだが、ベロの攻撃中にベラと思われる足音が近づいてきて、何かを話しているような声がする。何とか声がするのは分かるが、なんと言ってるかは全くわからない。結局僕は1月で5キロ以上痩せた。本当に深刻な状況だった。そんな状況でも、必死に状況を調査、分析する。すると、朝の5時前から深夜の2時頃まで攻撃が行われていることがわかる。攻撃の違いから、多分2人でやってることもわかった。

 まず、何故僕の居場所が分かるのかが不思議だった。ただし、ベッドはマットレスがヘタっていたので、そのスプリングの音ではと思い、攻撃が始まって2週間ちょっと後に試してみた。正直僕は悲惨な状態だった。マトモに眠れずに体が震えるような状態で、呼吸も普通に出来ないというか、ハァハァ言うような状態だったが、それでも朝の5時前にベッドから床に降りて攻撃が始まる
のを待った。

 5時頃に何時もの攻撃が始まった。暫くすると、攻撃が止む。静寂が続き、攻撃はは中々再開しない。どうしたのかと思っていると、突然ギャーというベラの叫び声。正確に言うなら、女性の声と言うべきか。それが何時までも続く。ベロだろうが、それに気付いてベラを宥めてやってきて初めて叫び声は止まった。僕の存在が確認できずにパニックになったのだろう。それ以外にも理由はあるが、それが決定的な理由で、ベラはアスペルガーで聴覚過敏だろうと考えるようになる。

 それに関して、派出所の相談員は自身が自閉症の子供が居る事もあり、アスペルガーはそんな犯罪を犯さないと言うし、ネットに書き込むと、自身はアスペルガーだがそんな異常な事はしないという。全くウンザリする話だ。例えば、相模原の施設で知的障害者を殺した犯人は。ほぼ確実にアスペルガーだ。精神に異常があるわけじゃない。子供の頃に犬を処分されたからと、元厚労省の次官夫婦等を、宅配便の配達員に化けて殺した犯人も、アスペルガーか、少なくとも自閉スペクトラム症だろう。アスペルガーが平均以上に犯罪を犯すとは思わないが、異常な犯罪を犯す可能性は高いのだ。サイコパスも、だ。だから僕は、当初は彼ら2人の異常な犯罪だと思っていた。しかし、多分それでは説明不可能だと考えるようになっていく。それに関しても、この後書く。

 その頃は、朝の5時前から8時ころまではベラ、それ以外のほとんどはベロの仕業と認識できた。もちろん、寝る場所をいろんな部屋に移動するが、どうやっても見つかる。深夜の静かな時なら、ゆっくりと寝返りを打つだけで。ほとんど音はしていないのに、だ。こう書くと、カメラが使われていると考えるだろうが、それは違う。音か振動で監視している。昼間だろうが、暗くなろうが、攻撃の際に静かにしていると、ベロは僕の居場所を見失う。リビングはそこそこ広いが、そこで僕の居場所を見失った際、冷蔵庫のファンが回りだす音や、物が落ちる音に反応して、それに近い場所を攻撃するのだ。また、急に大きな音を出すと、ベロは何度かそれに怒りを表した。覚えているのはシャープの洗濯機の切り替え音と、掃除機を始動した時だ。

 11月初旬の連休明けの月曜の夜、僕が寝る頃に急に騒音が無くなる。ベロのやり方から、それは罠と言うか、僕が寝るように仕向けているなと思うのだが、眠気には勝てずに寝てしまう。すると、大音響の重低音の音楽で目を覚ます。何処の部屋に行っても煩い。仕方ないから、音が多少は小さい場所で寝る。すると翌朝、ベロの舌打ちのような音が聞こえる。多分ベラが耐えられなかったのだろう。その日一日だけで終わった。

4章 一時戦線離脱

 結局僕が限界になって、11月の中旬から2週間田舎に帰った。そこで何人かに話したが、協力を得られそうにはなかった。一番腹がたったのは、3年間僕のクラスの担任だった教師だ。僕が精神を病んでいると仄めかすのだ。多分、田舎の教師には理解できない話だろう。僕には精神を病んでる兆候はない。そもそも、僕が精神を病んでると仮定すると、多くのことが説明できない。具体的に書こう。騒音攻撃が始まるまでは頻繁に上階の奴はタバコの灰を落としていたが、攻撃開始と同時にピタリとなくなったのだ。また、僕や警官が何度上階に行っても居留守を使う。普通は深夜にチャイムを鳴らしたり、ドアを叩けば反応はするだろう。もし僕が精神を病んだとしたら、何故急に攻撃が始まったと思い込むのか。自宅以外では、全くそういう事はない。そもそも、それ以降音に関して神経質になっている。その説明も出来ない。騒音が酷かった時期の後、幻聴が出たのこともある。耳栓をした状態で目を覚ますと、騒音が聞こえるがこれまでの上階の攻撃とはちょっと違う。で、耳栓を外すとその音が消える。また耳栓をすると、再度音が聞こえる。正確には覚えていないが、1~2週間の間に、多分そうかなと思うのを含めて10回くらいあった。多分と言うのは、耳栓を外してチェックしてないから断定できないという話。この説明は、実際に騒音攻撃があれば説明が付くが、無いと何故こんな奇妙な幻聴が出るかが説明できない。物凄い騒音を毎日聞いてたから、一時的にそれが弱まり、その上に耳栓をしていたから、脳が勝手に作った音だろう。その時以外、そのような事は起きていない。上階の攻撃が幻聴なら説明できない他にもあるが、それはこの後書く。

 戻ってきても攻撃は続く。ベラは僕がPCを置いてる書斎的な部屋(PC部屋)の上で寝ていることを認識し、そこで寝ることが多くなる。その場合、ベラの攻撃は12時台、深夜、早朝(6時ころ)になる事が多い。その頃に、ベラが深夜に攻撃する場合、エッだかアッだか声を出して、床を何かで叩くのだ。1週間ちょっとの間に、僕が認識できただけで3回あった。全くオカルトかと思わせてくれる。年末年始にも帰省して、戻るとまた攻撃だ。
作品名:サイコパスナイト 承 作家名:隊長