小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

少年と燃える青年

INDEX|4ページ/7ページ|

次のページ前のページ
 

閻魔裁き?


 「では、この亡者の行き先を判定する!」
 閻魔大王が高らかにそう言うと、右横の青鬼から何かを受け取り、それを少年に見せた。
「これはペンだ」
「えっ、ペン?」
 意外な物の登場に、少年はきょとんとした。そんな彼をよそに、閻魔大王は左横の赤鬼から何かを受け取り、同じように少年に見せた。
「これはリンゴだ」
 余計に意味が分からず、困惑の顔を見せる少年。

 すると、死後の世界の裁判官はペンでリンゴに何かを書き始めた。一画一画、ゆっくり丁寧に…。その様子を、少年は相変わらず困惑した顔で見つめた。
 閻魔大王が書いている語句の最後の一画を書こうとした、そのときだった。
作品名:少年と燃える青年 作家名:藍城 舞美