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分かり易く景気の仕組みを解説

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サイクル論といってもピンと、こないのが普通だろうからして、まずは身近な家電にて、説明してみる。
たとえば、
家電には寿命があるが、パソコンならばOSバージョンが変わったりで5年程度が買い替え時となるだろうか。携帯電話も同じようなスパンで買い換えるかもしれない。
よって、『家電の買い替え需要が5年サイクル』だとする。

もしも誰もが欲しがるスマホが作られたとして、それを皆が買ったとする。スマホが発売されて一年以内に全員が買ったとする。

全員が買った時点から次の買い替え時期がくるまではスマホの工場は稼働する必要がないだろう。つまり発売から5年後までは、スマホ生産に労働者は不要だからしてリストラされる。
このリストラされた不幸な地点がいわゆる『景気の谷底』といわれるもので、稼ぎがなくなり財布のヒモが締まり経済が停滞する。
ちなみにリストラされる前の平穏地点が『景気の山頂』といわれ稼ぎがあり、沢山消費できて経済がまわるだろう。

↑な感じが家電(スマホ)の景気サイクルだとする。

景気が悪くなる谷底のポイントは、スマホの会社は売り上げダウンするだろうし、株価にも悪い影響があるかもしれない。

この様な考え方はスマホ以外にも応用できる。大きな買い物としては車や家があるだろうが、それらはスマホの何十倍も景気全体に強く影響するだろう。

日本のバブル崩壊『1990年代』は30万人は自殺しただろうが、それを景気サイクル論で説明するなら、『家』が適切かもしれない。


たとえば『人生50年』と言う。その目安として『人は50年に1回家を買う』とする。

戦後、安定した経済活動がスタートするだろう。そこから50年程たてば、『だいたいの人が家を買っている』状態が生み出される。

だいたいの人が家買ったなら、それ以降、それ以前程には家を買う人は居なくなるだろう。つまり、家の寿命がきて建て直す数十年後までは、もう家作りの労働者は要らなくなる。労働者に配分されるカネはヘリ、人々のマネーの循環は悪くなり、経済は悪化するだろう。残念ながら『家を買えない人が増える』貧乏人は増える。

↑の不況が生みだされた原因はこの場合、人々が家を買った事が原因である。不況を抜けるには、新たな職を、生み出さないといけないかもしれない。貧乏人は努力を強いられる状況でもある、

しかし、景気のサイクル論『家とか家電の買い替えの波(サイクル)』については、各個人の頑張りとかではコントロールできない。
サイクルそのものは、コントロールできないからして、必死に家を売る営業努力をしても報われないタイミングがあるということ。

つまり、
人生、生まれたタイミングが景気サイクルのどこにあるかが、重要になる。とも言える



バブル崩壊の原因は他にもあるだろう。、しかし、戦後のスタートラインが同じくして足並みが揃った日本人が購買行動するタイミングは局所に集中する。
局所に集中するからして、購買しなくなるタイミングも局所に集中する。そうして大不況が一時期に一気に訪れる、


家の購買サイクルが50年とする。家を担保に銀行から金を借りて事業者が増えるタイミングが、ちょうど戦後50年(目安として1990年頃)とするならば、バブル崩壊不況の時期とも一致するが、ならば90年以降に失業者が増えて自殺者が増えてても仕方が無い仕組みである。そのタイミングは不況故に政府は税金を回収するのは困難である時期であり、福祉が行き届かないリスクがある。オカネを直接刷って配るくらいしないと、下層民は危うい状態である。

こういう時、
下層民もそれを自覚してるのは重要かもしれない。、もし自覚できないなら、プライドが邪魔して助かる術(生活保護等)を選べないだろうから。