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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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205号室にいる 探偵奇談23

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追跡



寝苦しい。なんだかむし暑い気がする。うとうとしながら、そんなことを感じている。

ごとん、と何か重い物が置かれる音。

ギュッギュ…

何か結んでいるのか、嫌な音だ…。

ごとん!

何か倒れた。
そして。

ぎぃー…     ぎぃー…    ぎぃー…     ぎぃー…

何か重い物がぶら下がって揺れている。縄…。


――暗い部屋の中で、女が首を吊って揺れている。


「あっ!」


声を上げて目覚める。夜の寝室。汗をかいていた。

(すげーヤな夢…きもちわり…)

起き上がって息を整える。夕刻の体験が夢に影響したのだろう。枕元のスマホを見る。夜中の二時だった。

「おお、すげえ」

動画サイトで先ほどアップした、アパートでの様子。再生数が過去一になっている。しかもすごいコメント数だ。

≪すげーこわいっす≫
≪チャイム誰!?何!?≫
≪写真から狂気を感じる≫
≪塗りつぶしてんの何で?やば≫
≪2号のビビりっぷり最高wwwww≫

期待した通りの反応だ。