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ようこそ、メル変の国へ────。

これからあなたもメル変の国の住人です。
夢より素敵な夢物語をお楽しみください。

メル変の国は今日も平和でした。メル変の国にはカボチャの馬車があります。メル変の国の住人たちはカボチャの馬車で移動しています。そして買い物は気紛れなほうき星の元へ。遊びは痩せ細った三日月のブランコに、満月の時にはメリーゴーランドに。そんなとても素敵な国です。
メル変の国にはたくさんの様変わりな住人たちが居ます。そんな住人たちを言い聞かせる王子様が居ます。

そしてメル変の国の王子様は住人たちよりも様変わりなのです。

そんなそんな素敵なメル変の国で、とある事件が起こってしまったのです。それに気付いた王子様は住人たちを集めした。
「みんな、今日は集まってくれてありがとう。」
「なんだろう…」
「王子、深刻そうだな…」
「もしかしてメル変の国が無くなるの…」
「怖いなぁ…」
住人たちはとても不安に苛まされていました。
「このメル変の国には姫が居なかった…」
「え？」
「ええ？」
「えええ？」
「王子、今更？」
平和なせいでしょうか。メル変の国の王子様はどうやら少し天然ボケだったのです。住人たちはいつものことかと思いクスクスと笑っています。そんな平和で夢より素敵な国なのです。
「みんな、姫に立候補したい人は？」
「…」
「え？」
「はーい。」
「ええ…」
「はいっ！！」
「私は？」