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今さら台湾旅行記

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2019年11月28日から12月1日にかけて妻と二人で台湾へ旅行しました。
 一応結婚30年の記念として、25年目には特にどこにも行かなかったので……。
 国内旅行は何度もしましたが、海外は新婚旅行のイタリア以来、当然パスポートも期限切れだったのでまっさらの新品です。

11/28 1日目

 11月28日木曜日、朝は4時起き、何しろ羽田を7:55に飛び立つ便、自宅から歩いて20分の南武線矢野口駅から川崎行きの始発は5:07、京急の羽田国際ターミナル駅着は6:15頃、それより遅くては乗り遅れかねません。
 前日の天気予報では『朝から雨かも』と言うことでしたが、何とか空は持ちこたえてくれて、予定通りスムースに空港駅に到着しました。
 国際線の場合出発の2時間以上前には空港入りしているのが基本らしいので、それでも遅いくらいですが、さすがに平日の早朝とあって羽田空港もガラガラ、スムースにチェックインや出国手続きが出来て7:00頃には出発ロビーに腰を落ち着けることができました、結果的には丁度良いくらい、中々幸先が良いです。
 航空会社はチャイナエアライン、出発ロビーに着くと尾翼に桜色のマークを付けたA330がスタンバイしていました。

 座席は窓側の2列席でしたが、前の座席との間隔が結構狭い。
 台北までは3時間半とのことだからそれでもOKですが、夜明かしするような距離だったらちょっと辛いかも……私は横幅もあるので液晶のコントローラーを取り出すのもちょっと苦労するくらい。
 とは言え飛行機は久しぶり、ちょっとワクワクしながら飛び立ちました。

 地上は泣き出しそうな曇天でしたが当然のことながら雲の上は快晴、下は雲で何も見えませんが雲海と青空、そして翼のコントラストが綺麗で見飽きません。
 台湾と言えば食事も楽しみなのですが、この旅行最初の食事は機内食、あんかけ焼きそばかオムレツとのことだったので迷わず焼きそばを注文、台湾料理は日本でも何度か食べていますが、なんとなく台湾っぽい味がするような……。
 
 実は私、高所恐怖症。
 飛行機くらい高い所を飛んでいると高所と言う感じがしないのでそれほど怖いとも思わないのですが、ちょっとうとうとしようとすると『この床の下は高度6,000メーターなんだ』と思い出しぞっとしてしまうのです、なので眠れないうちに台北上空へ。
 着くのは松山空港、四国の松山ではないですよ、マツヤマ空港ではなくソンシャン空港なのですがなんとなくなじみ深い感じがします、その分異国情緒も薄いんですが。
 機体が降下して雲を抜けると……近い!
 何が近いって街やビルです、羽田も市街地から近いけれど海っぷち、でもソンシャン空港はまるっきり街中、ちょっと『大丈夫なのか?』と思うほど、台北101にも近いから101を建設する時はずいぶんと協議したんだろうなぁ、などと考えていました。
 高所恐怖症? それが意外と平気だったんですよ、それこそ着陸態勢に入るとビルの上を掠めるかのように見えるのですが、箱庭を見ている様で却って面白い。
 窓から見る台北も興味深いものでした、近代的な新しいビルは日本とほとんど変わらないのですが、4~5階建てのビルの多くは思いっきり古い! 台湾も地震は多いはずなのですが大丈夫なのでしょうか? 建築士としてはやはり気になります、まあ、今まで持ちこたえていることは間違いないのですが……。

 A330はビルをかすめるようにしてソンシャン空港に着陸。
 ソンシャン空港は日本の地方空港を思わせるくらいの狭さ、ターミナルビルも2階建てで思い切り長いですが幅は狭い、台湾は九州くらいの広さだから国内線はあまりないのかもしれませんね、まあ、ここで何か予定があるわけでもなし、別に構わないのですが。
 やたら不愛想で高圧的な入国審査を終えていよいよ台湾の地へ。
 当たり前と言えばそれまでなのですが『外国に来た』と言う実感は今ひとつ。
 台湾の人々ははっきり言って日本人と区別がつきません、中国人や韓国人は何となく違う感じがするのですが、台湾人は喋らなければわからない感じ、案内表示も漢字ですしね。
 唯一違うのは現地の人の方が厚着だと言うことくらいでしょうか、日本人ならセーター姿で丁度良いくらいでしたが薄手のダウンなどを着込んでいる人が多い、やはり南国、寒さには敏感なのでしょう、何しろもう12月も近いのですから。

 空港からタクシーでホテルに向かいます。
 台湾では随分とタクシーを利用しました、何故って、何しろ安いのです、空港から台北駅近くのホテルまで20分弱スムースに走って200元で少しおつりが来ました、740円と言ったところです、日本ならば初乗り料金ですね、ちなみに初乗り料金は70元でした。
 まあ、桃園空港からだとさすがに距離があるのでタクシーは躊躇するところですが。
 それとバスのルートがわかりにくいのも理由の一つ、実は2日目に反対周りのバスに乗ってしまい大幅に時間をロスしたことがありました、歩いてすぐ、と言うような場合を除いてはタクシーを利用するのが賢いかも。
 タクシーの窓から見る台北の街は上空から見た印象そのまま、昭和40年代と令和元年が入り混じったような感じと言ったらわかりやすいでしょうか、新しいものと古いもののギャップが激しい、どこか懐かしいような感覚を憶えました。
 
 ホテルに荷物を預けたら台北駅で『遊遊カード』なるものを購入、日本のパスモやスイカに当たるもので一枚100元、空港で両替した時のレートで一元=3.7円くらいでしたから370円、そして一枚当たり200元をチャージ、元の100元と併せて1,000円ちょっと。
 4日間使うのですから足りないだろうなとは思いましたが、駅でチャージできるのだからこまめにすればいいやと……しかし実はそのまま4日間持ってしまいました、MRTにもかなり乗ったし、1時間半かかる道のりのバス、1時間弱かかる台湾鉄道も利用したにもかかわらずです、とにかく交通費は日本とは比較にならない安さですね。

 遊遊カードを手にしてMRTに乗り中孝復興駅へ、そこから九份行きのバスが出ているんです。
 2番出口を出て右側すぐのバス停、と憶えて行ったので迷わず一直線に行けたのですが、丁度ドアが閉まったところ、「あちゃ~」と思ったら「ぷしゅ~」とドアを開けてくれて無事に乗り込めました、台湾の人々の好印象急上昇ですね。
 バスは市街地を抜けて高速道路へ、と言ってもたしか料金所は通過していない、高速道路も無料らしいですね。份
 市街地を出ると日本の風景とあまり変わりません、時折現れる中華風の建物が目を惹く程度。
 そしてとうとう雨が……。
 実は旅行数日前までの台北の天気予報は最悪でした、4日間とも雨。
 ところが前日になって初日だけ雨、と言う予報に変わっていたんです、天気予報が的中したわけですが九份は特に雨の多い土地だと聞くので、まあ、雨の九份も悪くないだろうと……。
 目的地が近付くとそう広くもない道の両側が賑わい出します、やはり昭和40年代くらいの観光地と言った風情、オツに済ましていない分活気があるので気持ちも浮き立ちます。

 バスを降りると……寒い。
作品名:今さら台湾旅行記 作家名:ST