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フリーソウルズ2

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Scene.56
ライブ準備

灌北大学学園祭灌樹祭当日の朝
スタジオスゥエイドに集まってライブの準備をしているひめ、うらら、綾乃。
スタジオの前に停めた機材車に順次楽器などを積みこむ。

うらら  「とうとう真凛、来なかったね(アンプを車の荷台に乗せて呟く)」


ひめ   「最後のラインは島からだった」
綾乃   「(不安げに)フェリーには乗れたんでしょ」
うらら  「間に合わなかったのかも」
ひめ   「こんな日もあるよ。きょうは3人で頑張ろう」

真凛私物のレスポールを荷台に積みこむ綾乃。

綾乃   「真凛さんがいないと・・・」
うらら  「真凛のベースがないと、綾乃の超絶ドライブが見れないってか?」

泣きそうな笑みを浮かべる綾乃。

ひめ   「綾乃は綾乃のペースで演奏すればいい。神が降りてくるかこないかは神様次第」
うらら  「きょうを逃すと、ユアトって人に会えないかもしれないからね」
ひめ   「とにかくきょうも姫君らしく、最高のライブをファンに届けよう!」

ストラトテレキャスターを抱いたまま車に乗りこむ綾乃。
後部荷台のドアをカシャッと閉めるひめ。


作品名:フリーソウルズ2 作家名:JAY-TA