小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

私は街がきらい

　たまらなく寂しくなる
　ただひとりきりの秋の夜
　冷たい風が心を揺らす
　氷のような世界
　星を散らした水面に映る
　泣き出しそうな顔が
　いつの日にか
　ほほえみに変わる日がくればいいけど
　街の雑踏、欠けた青空
　ビルの間から吹く風
　人の心も乾いてしまう
　私は街がきらい