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藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
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PEARLの由来

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(ライブ会場への移動中、車中にて)

スティーブン 「フィル兄さん?」

フィル 「何だいスティーブン」

スティーブン 「俺、LBに入る前から気になってたんですけど、何でフィル兄さんたちは、ファンのことを『PEARL』って呼ぶんですか」

フィル 「よくぞ聞いてくれた。それはね、君のお父上いわく、真珠が連なると美しいネックレスになるように、たくさんのファンがつながって僕たちLOVE BRAVEの音楽で楽しい空間をつくってほしいという願いを込めて、『PEARL』という呼ぶようになったからなんだ」

スティーブン 「たくさんのファンがつながって俺たちの音楽で楽しい空間をつくる…すごく素敵です、それ」

ヒューゴ 「そうだろ?それと、ティムは真珠というものに特別な思い入れがあってな」

スティーブン 「わあ、そのエピソード聞きたいです」

フィル 「よし、聞かせてあげる。まず、ティムは子どものときから母親に『灰の中の真珠のようでありなさい』と言われて育ったみたいなんだ」

スティーブン 「灰の中の真珠、ですか」

フィル 「ティムによると、灰のように寂しく暗い世の中にあっても、真珠のように清い心を失わないで、という意味なんだとか」

ヒューゴ 「…あいつ、その言葉を見事に擬人化したような人だったな」

(ほかの3人、黙って深くうなずきます)

ジミー 「それな」

フィル 「それから、真珠はティムの大好きだったスズランの花に似ているというのもあるね」

スティーブン 「真珠とスズラン…確かに似てますね」

フィル 「確か、ティムの誕生石も真珠だよね」

ジミー 「や、それオパールな」

(お後がよろしいようで)
作品名:PEARLの由来 作家名:藍城 舞美