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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「月ヶ瀬」 最終話

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マスコミが押し寄せる中で村人は今回の事件をどのように受け取っていただろう。
陰湿な事件が二度も発生した村は呪われていると感じるのか、これを機会に生まれ変わって二度と犯罪とは縁のない村にしてゆこうと感じるのか、今後を見守るしかない。

村長の辞任で選挙が行われ、候補者が久保三津夫一人だけの無投票で当選した。
就任のあいさつで計画中の温泉施設の誘致と昔からある梅林を観光の目玉にする宣伝を村民一致で了承され、ポスター作りと案内パンフの制作に村役場は追われることになった。

時は流れ平成28年5月6日
京都の寺で和田保の13回忌の法要が営まれた。
出席した山崎夫婦と安田夫婦は久しぶりの対面となっていた。
孫を連れた初江の髪には白髪が混じっていた。同じように静子の髪にも白いものが見える。

焼香をする初江は手を合わせながら、今の幸せを和田に感謝していた。
笑顔交じりで静子と孫の話をする二人の心には、きっと天国から和田保が微笑みかけていることだろう。

*終わり
作品名:「月ヶ瀬」 最終話 作家名:てっしゅう