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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第七話

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親が離婚すると子供は精神的に不安定になることがある。
表面上は普通にしていても心の中で出て行った父親を恨み、そして一緒に暮らす母親に異常な愛着を感じてしまう。

そんな悩みの相談者がやって来た。
里紗に案内されて診察室に入って来たのは40代の女性だった。

「鉄男です。お名前は・・・美沙子さんでしたね。今日はどのようなご相談ですか?」

「はい、先生、お恥ずかしいのですが娘に嫌われてしまいまして。そのう・・・彼との二人のところを見られたんです」

「彼との二人のところ、つまりセックスの最中を覗かれたと?」

「そこまでではないのですが、ベッドに二人でいたときなんです」

「失礼ですがご主人は居られますか?」

「いえ、離婚しましたので一人です」

「では、娘さんが嫌悪するのは男の人に問題があるということですね?」

「どういうことでしょう?彼は妻帯者ではありません」

「美沙子さんが彼とお付き合いしていることを許せないと思っているのですね?」

「彼と付き合うことに反対というのではなく、そのう身体の関係が許せないと言うのか、汚らわしいと言うのか、私が淫乱なんだとかいう思いになったのではないかと疑っています」

「離婚されて美沙子さんと二人で過ごしてきたので、すごくお母さんを身近に感じていたということですね。彼がいると解って自分だけのものじゃないという焦りとか盗られると言った寂しさが心を閉ざすようになったかも知れません」

「先生、娘がこれまでのように心を開いてくれるのなら、彼と別れてもいいんです。あの子が結婚するまで一人で我慢しようかとも思います。しかし、別れても許してくれないとなるとどうしてよいのか悩んでしまいます」

「娘さんにお話しされてはどうですか?」

「ええ、そう思って何度も話を聞いてって言うのですが、直ぐに自分の部屋に入ってしまうんです。何も言わないから余計に困っているんです」

「困りましたね。こちらへ連れて来ていただけるとお話をさせて頂けるのですが、娘さんとご一緒に来るということは難しそうですね」

「無理だと思います」

「では、こちらから出向きましょう。私だと警戒心が出るのでここにいる里紗に行かせます。美沙子さんの御都合の良い時間で娘さんがご自宅にいらっしゃる時間を教えてください」

「ありがとうございます。助かります。必ず連絡入れますのでその時はよろしくお願いします」

こうして里紗は初めての往診に出掛けることになった。
鉄男と少し打ち合わせをしてその日のために備えていた。