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こーぎープリッド
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novelistID. 49902
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ナルの夏休み エピソード0-0

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 それぞれの空港には、わずか30分以内で到着できる。地下を猛スピードで相互の空港を連絡している。


 小川駅に南先生が勤めている女学院の寮がある。玉川上水駅の近くに私立の「関東女学院」がある。近年、都内の人口が急激に減った。

 空港の西側の国道16線通りには、外国人の街がありいろんな国の人たちが住んでいる。周囲は森林に囲まれている。廃墟も多い。

「ねえ、私、小学生の時、人格検査を何度も受けたの。善良さにおいてはAクラス。この日本列島に永住する権利があるの。で、人格検査で問題ある子たちは、北海道の北端にある研修所に2週間も泊まり込みで人格検査を受けるの」
「そうなの。たしか残酷な描写の映像を見て、動揺するかどうか確認するのね」
「そう。小学校高学年から悪いことを、どんどん覚えるから。当然、公立小学校の教師たちも一緒に8年間も北海道の最北端の研修所で暮らすのよ」
「最近は北海道も開けてきたし、逆に東京は、どんどん人口が減ってきて」
「北海道には陸路も鉄道も未発達。外部にいくには飛行機しかないの。空港があって、その周囲に大きめの町があるの。でも、寒いし閉鎖された場所だから」