小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
みゅーずりん仮名
みゅーずりん仮名
novelistID. 53432
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

『 鼓膜(破れたくない話)』

INDEX|1ページ/1ページ|

 

たいぺんなことが起きた。なんと、鏡の中の顔には何種類もあったのだ。
それは古い結論なので、そこで終わりとして、また怖い話になった。
思いつきとアイディアとは子となって出ていたのだ。つまり、俺の脳が転生している。何かを思いついた時、そいつは外へ飛び出して行って二度と帰ってこない奴になる。

ごくたまには帰ってくることもあるが、そいつはなんと俺の命を狙う殺し屋となって帰ってくるのだ。頭の中に帰って来られても困る、と伝える必要がある。
ここで思い尽きた。

その途端、子は左から右へ抜けて行き、鼓膜も気にせず大音響を鳴らす。今食べた物がそのまま自分になることを知ったのも、最近のことで、俺はなんだか老けた気持ちで鏡を覗き込んだ。

やっぱり、あいつは元あいつだったんだ。それから考えたが、こいつは誰なんだ。今も他に答えは無いのに、また迷っている。