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社会に不適合な二人の

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どちらも初心者はいっぱい入るのが凄いと思いがち


 私の運転で弟と出かけているときでした。
 信号で止まった時に、前の車エアロパーツやデザインシールやらが付けられていてもの凄い外観でした。
「すごいねー。」
「だねえ。」
「ミニ四駆みたい。」
「ああ、付けすぎて遅くなる感じ。」
「私、車とか全然こだわらないから分からないんだよね。あの拘りは何なんでしょう。」
「俺らだったらパソコンにこだわるようなものじゃない?CPU速度とかさ。」
「あー、そっかー。でもこんなエアロとかイラストは分からないけど。」
「痛箱とかあるじゃん。」
「どちらにしても、ケースに拘らないからわかんないかな。」
「あっそ。」
 弟はぶすっと拗ねてしまいました。

 こんな何かにつけて例え話が漫画やパソコンという所に二人のダメさ加減を感じます。

――――
[エアロパーツ]…公道を走るのに意味があるのか良く分からないし、本当に早くなるのかも分からない追加部品。雪が積もったら邪魔になりそう。
[デザインシール]…リボンマグネットを付けててマナーの悪い車とか見ると悲しくなる。
[CPU速度]…車で言うと多分エンジンの排気量か馬力。それだけ凄くてもやっぱりダメ。
[痛箱]…モニターが別になってるパソコンでケースにアニメイラストとか描いてあるもの。

作品名:社会に不適合な二人の 作家名:春川柳絮