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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「歴女先生教えて~パート2」 第二十九話

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朋美は部屋に入ると、直ぐに明かりを消した。
ちょっとびっくりしている颯真に近寄ってしがみつく。

「さっきはゴメンなさい。あなたが好き、嫌いにならないで」

「朋美・・・気になんかしてないよ。おれも大好きだ」

自然に目を見つめ合った二人はキスをした。二人とも初めてなのですぐに放した。
恥ずかしく感じたのか朋美はうつむいている。
二度目の颯真の求めに今度はしばらく唇を重ね合わせていた。
先にベッドへ入った朋美は着ていたTシャツとジーンズを脱ぎ、下着姿で背中を見せるようにして横たわっていた。

颯真は初めて見る女の裸にトランクスの中は最大になっていた。
渡されていたスキンを着けると、ぎこちなく下着を脱がせて挿入をこころみた。
まだ濡れていなかった朋美は痛さを感じた。

「颯真・・・痛い・・・」

「ゴメン・・・」

「ゆっくりして・・・大丈夫だと思うから」

「ああ・・・」

少しずつ颯真のカタいものが中に入ってくる。朋美は痛さから解放されるとそれは大きな安堵感に変わっていた。最後まで入った時、少し朋美は声を出した。
それは感じるという合図ではなく、「準備は出来たよ」というサインだったのかもしれない。
颯真の動きに対してそのサインは「もっと来て」という命令に変わり、連続的になっていた。

これからという時に、颯真がうめき声をあげて果ててしまった。
動きが止まって朋美は我に返ってしまった。
「こんなものか」そんな思いと、一つになれたという思いが重なる。

何となくバツの悪そうな顔をして、自分の出したものを処理している颯真が可笑しかった。
直ぐに二度目を求めてきたが結果は同じようなものだった。

未海は部屋に入って少し佑太と話をしていた。隣の朋美たちの部屋から話し声が聞こえなかったので、顔を見合わせて苦笑いをしていた。

「静かね・・・寝ちゃったのかしら」

未海はそう言った。

「そんなことないだろう」

「だって、物音が聞こえないからそう感じたの」

「気にしているんじゃないのか」

「そうかなあ~じゃあ私たちも気にしないとね」

「さて、どうだか?」

「なによ!その言い方。やらしいのね」

「お前、直ぐに怒るな~」

「佑太さんが変なことを言うからよ」

「喧嘩するほどに仲が良いって言うからな。おれたちは相性ピッタリだと思うぜ」

「そうかしら・・・まだわかんないよ」

「おまえこそ、やらしいこと言うじゃないか」

未海はお風呂場で美穂から言われたことをずっと気にしていた。
佑太が逞しいから楽しみね、と言われた言葉をだ。
先生は女の勘で佑太を男性として立派だという事を感じていたのだろうか、そんなふうにも聞き取れた。