小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ワタリドリ
ワタリドリ
novelistID. 54908
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

それでも太陽は赤く染まる!第15回「姉の宿命!」

INDEX|3ページ/3ページ|

前のページ
 

また再び姉が感情的になりだしそうなのを察してか、ひとしは身をまもるように慌てた様子で・・・。

ひとし
「わ、わかったよ。Σ(゚Д゚)とりあえず今年は勉強よりも友達を1人でもつくれるように努力するよ・・・。ああ・・本当、世話が焼ける頭のいかれたお姉ちゃんに関わって、振り回された人達はみんなきっと、間違いなく不幸になるよ。(;´д`)トホホ」

その声をまともに聞かれてしまったらしく、再び感情が逆上してしまった美穂に・・・。
美穂
「うるさい!あんたにそんな事言う資格なんかないわ!お気楽なあんたは土曜で明日休みだからいいけど、あたしは仕事があるんだからね!(#⊳Д⊲)さっさとベランダからじゃない・・・。ソファーから落ちて寝ろ!」

興奮した美穂にソファーから下の床へドゲシッと蹴落とされたひとしは、いつのまにか完全に目が覚めてしまい、ほとんど日中何も食べていなかったお腹の虫も同時に目覚めたように「グウ~ッ」と初めて返事をした。

ひとし
「(僕だって明日の朝、(塾)習字があるのに・・・!本当、今日はとんだ厄日な一日だったな!やだやだ!((>_<))」

そして姉が寝静まったこの後、深夜の台所でひとしはたった1人虚しく暗いテーブルの上に置かれたままになっていた冷めた湯豆腐の入った小鍋を・・・静かにポン酢をだしにお椀で平らげた。