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想像力が高すぎると小説楽しめない

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「1を知って10を知る」という言葉があるように、小説の文脈から、作者が書き出す事を10想定してしまう。

既に脳内でネタバレしていて、読めば読む程、文章がくどく見える

文学的作品の難解な表現は、読解力にIQが必要だとしても、大半のライトノベルや一般小説は
あらすじの回想シーンから物語が始まる。想像力が高すぎると、退屈な展開になるのではないか?


ファンタジー小説の中には魔法世界の専門用語がいくつも書かれてて、読解するのが難しすぎるものがある。
想像力が足りないから読めないというより、難しすぎる単語を頭に入れる数が多すぎてIQが高くないと読めない。ファンタジーの一部はコテコテの文学作品並みに読解するのが難しい。

「読めない人はIQが低い」とも限らない。
好きな事に接すると、脳が覚める様になり集中力が増す人もいる。特定の分野の文章に対して劇的に、集中力が増して読解力が増す人もいる。


想像力が高ければ読解中に、「この文章くどいし、別にいらんだろ」
とテンポの悪い小説を読んでる気分になる。

無作為に小説を選ぶと、私の場合、9割くらいの確率で、その物語からテンポの悪さを感じる。

想像力が必要な物語が多いのではなくて、想像力不必要な物語が多いから、小説が楽しくないのか?
それとも、小説好きな人は、もっと違う視点から快楽を得ているのだろうか?

たとえば多くの小説好きは、読解中、音読のナレーションが脳内に響いていて、その声が物語を盛り上げる雰囲気を作り上げてる可能性はあるとする。
その場合、想像力で物語を先読みしていようが、いまいが、その事に関係なく、文字の世界観に酔いしれられる。
もしや売れる小説とはそういうものか?

想像力が無い方が楽しめるとするなら、想像力は捨てることはできないだろう。無意識に先読みしてしまう。生理的レベルで沸き上がるイメージは脳内から消す事はできない。

想像力は書くときの強みになったとしても、読む側になると邪魔になるだけかもしれない。

また想像力が高いという事は、イメージした世界を描写する際も、文字が少なくなるかも
自身ではその世界観は理解してるから、いちいち細かく描写すると、自分から見て、テンポが悪くなる文章ができあがる。
作家の視点だと、自作品を細かく理解してるから、つい描写を軽目にしたくなるけど、
実際は、「ちょっと読むの面倒だな」と思うくらいに描写を厚くした方がいいのかもしれない。しかし、その場合、想像力が高すぎる読者に対してのフォローができない。テンポの遅いクドイ文章だと思われて去られてしまう。

解決策としては、描写厚めストーリーと軽目のストーリー、2つ用意して、読者に好きな方を選んで貰うのが「正解」になる。

ただ、どこまで描写を厚くしていけばいいのか、分からない。
主観ではあるが、自作品は描写を厚くしたら、本当にただただテンポが悪い文章になるだけな気がする。



ギャグやお笑いの世界なら、「笑いの面白さは論理的な言葉では説明できない」とされる。受けない相手を言葉で説得して面白さを伝えることは不可能。
「理論を考えることは無粋である」とされる。
小説も似た物なのか?