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メルヘン アデリーペンギンの大冒険

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その時 洞窟にみたされていたオーロラが集まり始め うつくしい南極の守護神
オーロラの姿になった 南極の守護神オーロラが
(そなたのことはしっている なぜないているのだ)

弟ペンギンは
(ここへくるまでに お父さんとお兄さんが僕をたすけて 犠牲になりました)

守護神オーロラは
(それは知っている 安心するがよい すでにたすけて コロニーに戻した)
(そなたたちの 勇気をたたえたのだ 安心するがよい あの氷山は)
(わたしが すぐに とかしてしまう おまえもコロニーに戻してやる)

オーロラのうつくしいひかりが弟ペンギンをつつみこんだ 次の瞬間
弟ペンギンはコロニーに戻っていた 

そらをみあげると不思議なことが起こり始めた 
太陽のひかりは徐々にきえ 夜となり そらがオーロラで満たされ始めた

そのオーロラが巨大な氷山を囲み始めた オーロラはつよく発光しはじめ
みるみる氷山がとけてゆく 

ペンギンたちが驚くなか やがて氷山はとけてなくなってしまった

アデリーペンギンの長老は泣きながら
(守護神オーロラさま ありがとうございました これでみなたすかります)

守護神オーロラは(父 兄 弟ペンギンの勇気を永遠にたたえよ)

アデリーペンギンの長老は(もちろんです 永遠にたたえます)

守護神オーロラが洞窟へ帰ってゆくと オーロラはきえはじめ 
そらには太陽がふたたびもどった 

アデリーペンギンの長老は魔法使いに
(氷山を止めておいてくれてありがとう いろいろ教えてくれてありがとう)
(また遊びに来てください)(父 兄 弟ペンギンはよくやった ごくろうさん)
(この冒険の話は コロニーを救った英雄として 永遠に語り継がれてゆくだろう)

父 兄 弟ペンギンは水晶の玉を魔法使いにかえし 父ペンギンが
(この水晶の玉のおかげで 無事に洞窟へゆけました ありがとう)

魔法使いは
(よかった よかった これで安心してみんな子育てができるね)
(それじゃ私もかえろう 帰る途中に皇帝ペンギンの坊やたちに戻るよう伝えよう)

魔法使いも去り アデリーペンギンのコロニーはよろこびにつつまれた