小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「恋愛病院 不倫病棟パート3」 再びの始まり 第一話(前編)

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
早奈枝が鉄男と思いを遂げて、恋愛病院はますますの発展を見せていた。
再婚を視野に一番若い里紗は彼と付き合い始めるし、同じように不倫であっても早奈枝と同年の志津は鉄男より好きな人が出来ていた。
唯一男性の介護士亨は退職をしていた。再び二人の看護師と一人の介護士となる三人の熟女が性の悩みに答える日々が続いている。

「次の方、診察室にお入り下さい」

早奈枝の声に男性が頭を下げて鉄男の前に座った。

「初めにお名前と年齢仰ってください」

「はい、山下と言います。今年還暦になります」

「そうですか。ではどう言ったご相談ですか?」

「ええ、実は妻を亡くしてもう十年になるのですが、最近そのう~、お友達が出来まして、子供たちも自立したものですから再婚を視野に入れてお付き合いをと考えているんです」

「それは良いですね。どのような方ですか、お相手の女性は?」

「はい、それがずいぶん年下で彼女はずっと独身なんです」

「ほう、男は再婚するたびに相手が若くなると聞きます。山下さんはお幸せだと思いますが何か不安があるのですか?」

「ええ、もう十年もあちらの方は御無沙汰をしていますので、自信が無くて・・・彼女を歓ばせることが出来るか心配なんです」

「その間、風俗とかには行かなかったのですか?まだ五十代の時はしたいでしょう?」

「自分ではしていましたが、そういう場所へは抵抗があって行けませんでした」

「まあ、自分で出来るなら大丈夫でしょう。ご心配なさることはないと思います」

「それはそうですが、若い彼女に嫌われたらせっかくの縁が壊れてしまいそうで、怖いんです」

「結婚が前提なら、そこまで気遣い要らないと思いますが、女性を歓ばせることは男性の務めでもありますから、出来れば頑張って欲しいとは思います。うちの看護師が山下さんの機能をチェックしますから、隣の待合室で少し待っていてください」

「えっ?看護師さんがチェックしてくれるのですか?」

「そうです。うちは恋愛病院ですから、ご心配なく」

鉄男の言葉に首をかしげながら、山下は隣の部屋に移動した。
ほどなくミニスカートのナース服をまとった里紗が入ってきた。