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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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歪んだたより 探偵奇談4

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「さっき須丸くん、いくつかわたしに質問したでしょ?どういう意図なのかは明かさなかったけど…きっと意味があるんだよね?」
「たぶん。あたしも意味不明でしたけどね。ま、あんま気にしないでおきましょ!」

郁がそう言って、ぎゅうぎゅうのバッグのチャックを無理やりしめると、怜奈はふふっと声に出して笑った。

「一之瀬さんって、面白いね。前向きで、うらやましいな」
「ええっ、あたし?怜奈さんのが美人で細くて憧れますよ!」
「なんていうか、憎めないキャラっていうか、みんなに好かれるタイプっていうか…」

言いながら、怜奈は寂しそうに笑う。

「…わたしは、ひとに嫌われるのが怖くて、好かれたくて、それが仇になって、いい顔ばっかしてるって思われるタイプなんだ」

やっぱ、気を遣うひとなんだな。郁は思う。

「嫌われたり悪く思われるのがね、すごく怖いの」

そんなの気にすることないのに、と郁は励ますように言った。

「そうかな?」
「そーですよ!誰に嫌われよーが、自分の大事な友だちや家族だけが自分のことわかってくれてれば全然大丈夫ですよ。友だちや家族に理解してもらえなくても、自分が自分はこれでいいんだって思ってれば、いいと思います。ひとに迷惑かけるのはだめですけどね」

他人なんて関係ない。どう思われても、別にどうってことはない。

「よそはよそ、うちはうち!」
「…一之瀬さんは強いね」
「やー、なんも考えてないってよくいわれるんですよねえ」

自分は別に強いわけではない。自分のやったことに責任が持てるのであれば、他人の目など関係ないと思うだけであって。