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きんぎょ日和
きんぎょ日和
novelistID. 53646
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『人と人』とを越えた繋がりの先にあるものは…。 ~その一~

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上(神様)と繋がって以来、上から、
“私と話している今、このような状況を文章に書いてみてはどうですか。私の事を知りたいと思っている方々もいるので、その人たちの為にも書いてみてはどうですか。”
と言われ、それがきっかけで書き始めた。

とまあ書き始めてはみたけど、こんな事していいのだろうか…と頭の中をグルグル。
こんな物を書いちゃいけない、そう思うと手が削除をしようとする。
そんな私に、
『もう少し待ってください。たった一人の人が信じてくれます。』
と言って来た。
半信半疑で書き続ける私。
そんな中、初めてのコメントが届いた。
それは本当に嬉しかった。
『その方は神様だと思いますよ。』
というような内容だった。
そしてその時、上に言われた言葉が、
『最初の言葉は大事ですよ。覚えておきましょう。初心に帰るですよ。』
だった。
こんな事ってあるんだなぁ~と嬉しかった瞬間だった。
初めてコメントをくれた人に申し訳ないかもしれないけど、私なんかよりよっぽど信じてるわぁ~と思えた瞬間だった。

それから数ヶ月、書き続けてはみたもののやっぱり自分自身の半信半疑に戻ってしまう。
こんな物書いちゃいけないとまた頭を過り始めた。
全て削除しようかと考え始めた私に上が、
『すみません。あともう少し、もう少し待ってください。たった一人の方がもう少ししたら辿り着くので、それまで待ってください。たった一人の人があいちゃん(仮名;私)を見つけるので、それまで待ってください。』
と言って来た。
私はその言葉を聞きながら、
“マジでっ?!そんな事ある?!”
と思っていたけど、聞き終わって改めて考えたら、
“ないない。そんな事ないわぁ~。そんな事あるわけない。大体そんな事出来るのは、神様・仏様くらいしかいないし…。あれっ?!自分が話してるのは神様で…。いやいやいや、ないわぁ~。”
と否定していた。
それでも上は言い続けるので、私は、
『じゃあ、どのくらい?!どのくらい待ったら全て削除していいの?!』
と聞いた。
上は困りながら、
『う~ん、…一ヶ月くらいかなぁ~。』
と答えた。
“よしっ!!”と肯いた私はしっかりとカレンダーを見た。
しっかり一ヶ月後はいつと覚えた。
この事をお母さんにも話して一ヶ月後はいつと伝えた。
お母さんはいつも上の味方だから、
『そこまではっきり決めなくてもいいんじゃないの?!誰かの為になってるんだったらいいんじゃないのかなぁ~。』
と言う。
上は自分の味方をしてくれるもんだから、すぐお母さんに助けを求める。
『お母さん、ありがとうございます。あいちゃんにもっと言ってやってください。』
と。
だからお母さんは、
『一ヶ月とかはっきりと決めないで、ね…。』
と言った。

そしてその一ヶ月後の日、目を細くした私は上を睨んでいた。
『何にも音沙汰ありません!!削除します!!』
と私はパソコンを開いた。
物凄い勢いで上が、
『ちょっと待った~!!』
と手を出して来た。
神様にそんな勢いがあるのかと私は戸惑った。
戸惑った私は我に返ると、
『一ヶ月。約束の一ヶ月。』
と無表情で答えた。
上は、
『もう少し、後もう少しだけ待って。ん~…、後~一ヶ月…。ん~、もうちょっとかなぁ~、そのくらい。それで何もなかったら削除して結構です。』
と言い切った。
初めて上はそこまで言い切ったので、
『ほほ~。』
と私は肯いた。
そして私は落ち着くと、
『では、後一ヶ月待ちます。それで何もなかったら全部削除します!!これでいいですね?!』
と改めて整理して聞き直した。
上は渋々と言った顔で肯いた。
もちろんこの事もお母さんに話した。
誰かこの証言の証人がいないと私のただの作り話となってしまう。
どうせお母さんはまた上の味方をするんだろうと思っていたけど、そうではなく、感慨深げに、
『ほぉ~。上がそう言ったんだ~。はっきりと言ったかぁ~。ほぉ~。一ヶ月もないかぁ~。』
と独り言のように言っていた。

そんな話もついつい忘れて二週間ほど経った時、私のパソコンに一通のメールが届いた。
知らない人からだった。
メールの内容は、“ニガウリの話を読んで、野菜たちは切られても痛くないと知ってホッとしました。”というようなものだった。
その瞬間上が現れ、腕組みをし、
“どうよ?!”
と言わんばかりの顔をしていた。
私は、
“スゴいっと一瞬思ったけど、思い直し、いやいやいや騙されちゃいかん。たまたまだ。”
と認めなかった。
上がつまらなそうな顔をして、
『素直じゃないねぇ~。』
と言った。
まあ、それは置いといて、久々のコメントにウキウキして、いつものようにお礼の返事をしたらその夜にまた返事が来た。
こんな事は初めてだった。
上の表情が、
“見たか?!”
という顔をしていたけど認めなかった。
返事を読んでみるとこんな内容だった。
“世界中を旅していて、行った先々でお茶を点(た)てていて、先ずは自分が幸せになる事が大事だと人に伝えてます。”
という事を書いていて、
“今度、エストニアに行って来ます。”
とあった。
…知らない国だぁ~というのが先ず私の感想だった。
そして、私と同じように、たまに上の声が聞こえるというような事も書いてあった。
不思議だぁ~と思いながら、また返事を書いた。
そんなやり取りが二~三ヶ月続いた。
それがみわさんとの出会いだった。

一ヶ月以内に何もなかったらブログを削除するつもりだったけど、上の言う通り、一ヶ月以内にこんな事になったので、ブログの削除は一旦諦める事となった。
悔しいけど、
“神様もたまにはやるなぁ~。”
と思ってしまった。

最初のみわさんのメールが届いてから一ヶ月後、さやかさんという人からメールが届いた。
さやかさんはみわさんの友達との事だった。
さやかさんもブログを読んでくれていたようで、ブログの感想が書かれていた。

そして、直接みわさんと会うことになった。
その時にさやかさんも登場した。
会った場所は台湾茶のお店だった。
お店は二階にあるので、階段を上ってお店へ。
その階段を上って行ってる時に、お店から出て来た女の人がすれ違いざまに、
『あいちゃ~んっ!!』
と私に手を振って行った人がいた。
私の心の声は、
“誰だっ?!何故知ってる?!”
の思いだった。
一応、会釈した。
それがしづさんだった。
みわさんが私が来ると伝えていたとの事だった。

お茶屋さんで数時間話した。
さやかさんは歌を歌ったりする人ということで、そこで歌ったりした。
さやかさんは私のブログを読んで、私が歌を歌うという事に気付いたらしい。
そんな話から、みんながいろいろ言ってひょんなことから私がさやかさんに歌を教えることとなってしまった。
歌を教える事となって、後で分かったのだが、今度さやかさんはドイツで歌を歌う事になっているという事だった。
ドイツの新聞にも載ったり…、インタビューを受けてまたドイツの新聞に載ったり…。
何者なんだこの人たちは?!と理解に苦しむ私もいた。
考えても分からないので、そこは考えないようにした。
しかし、住む世界が違うんじゃないかと頭を過ることもしばしばあった。