エースを狙え
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10:00
ストレッチを入念に最初にし、天福球場を10周ランニングする。その後はベースラングを投手も野手も捕手も関係無く7周していく。
「どうだ？結構疲れるだろ？」
「そうですね…」
「キャッチボールやろうぜ」
「はい、お願いします」
俺はナツさんと組んでキャッチボールをした。
最初は5ｍの範囲でしてそこから一歩ずつ下がっていき距離を開けていく。15ｍ程離れたらそこで止まってフォームを確認しながらキャッチボールをしていく。
ナツさんの投げる球は物凄く伸びる。軽いキャッチボールなのに関わらず力強い球がくる。しかもコントロール抜群だ。
これが…プロが投げる球なんだ。
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椿は昇とキャッチボールをしていて思った。
…流石ドラ1。
どんなに本人の性格がネガティブでも後ろ向きでも持っている能力は確実に世代ナンバーワンだった。そしてコントロールが良く、球に力があり勢いもある。そして何より球威がある。
これは、あるかもしれないな…開幕。
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そんなこんなでキャッチボールが終わると投内連係をする。中継ぎも先発もルーキーも内野も捕手も全員混ざり順番にやっていく。混ざらないのは外野だけだ。
1：ファースト⇒投手連係
2：セカンド⇒ショート連係
3：ショート⇒セカンド連係
4：投手⇒サード連係
5：投手⇒捕手連係
を順番にやっていき一通り終えると午前中のメニューは終わった。