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てっしゅう
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「恋愛病院 不倫病棟」 第二十回

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恋愛病院では青少年への性教育事業を学校に出向いて行っている。
通常鉄男が行くのだが、この日の依頼は私立の女子中学という事で、早奈枝が行くことになった。

「早奈枝くん、頼むよ。例の物忘れずに持ってゆくように」

「はい、みなさんに渡せる数用意してゆきます」

「そうだね」

学校に到着した早奈枝は今日の話の骨子を説明した。校長はそこまで話すのかと言ってきたが、いまどきの女子中学生なら大丈夫です、と笑顔で返事をした。
体育館に集まった全学年約三百人の女子中学生は、時折笑いながら聞き入っていた。

事前に質問がある人は無記名で書かれた用紙を渡されていたので、一通りの説明を終えてから目を通した。
マイクに向かって早奈枝は今から質問に答えると話した。

「皆さんからの質問がここにあるので、ピックアップしてお答えしますね。最初は・・・これかな、初めての時って痛いんですか?
そうね、男性の大きさにもよるけど、十分に受け入れる準備が出来ていないと痛いかも知れないわ」

「いい?どうすれば十分受け入れられるか話したいけど、ちょっと過激だからもう少し大人になってからにしましょう」

「次の質問は・・・彼が口でして欲しいというのですがそんなこと出来ません。悪いことですか?
う~ん、大人は当たり前にしていることだけど、皆さんぐらいの年だと抵抗がありますよね。強要するような彼だったらはっきりと断って、それでも不満顔されるのならお別れしましょう。セックスは嫌がることをしたり、されたりするものではないのよ」

「次は・・・エッチの時の写真を撮らせろと言われます。人に見られたらいやなので断っていますが、男の人はどうしてそんなもの見たいのでしょう?
そうね、なぜ見たいのかという質問には男はスケベだからとしか言いようがないわね。断ることはあなたの権利だからはっきりと嫌なら言いなさいね」

「今度は・・・これは深刻ね。付き合っている彼が浮気をしている気がします。私のことを好きと言ってくれたのはウソだったのでしょうか?男の人が信じられません。
なるほど、確かに男の人は信じられないわね。
しかし、女性と違って男性は好みの女性とセックスがしたいという願望、もはや本能といってもいいぐらいの気持ちがあるの。質問者さんの彼もあなたのことが嫌いになったり、興味を無くしたから浮気をしているのではないと思うわよ。
疑わしきは罰せずというから、はっきりとした証拠が無い限り彼を信じて仲良くして」