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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「幸せの交換」 最終回

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野口は登志子とのことを話してくれた。

「おれは何故登志子さんのことを好きになったのかというと、エッチしたからではないんだよ。その前に直樹が彼だった時にすでに好きだと感じ始めていたんだよ」

「そうだったの。登志子の彼が友達だったのにそう思うなんて変よ」

「変なのは直樹だよ。貴子さんと会った瞬間に気持ちが登志子さんから移っていたから」

「そうなの。野口さんはそれを聞かされていたのね?」

「そういうことだ。お前に可愛い子紹介してやると言われたとき嫌な予感がしたんだよ。貴子さんのこと好きになり始めていたからもし俺が付き合っても横槍を入れてくると感じたんだ。結果はその通りになっている。登志子さんがおれと付き合った理由はきっとそう同じように感じられていたからだと思うよ」

「登志子は直樹のセックスに不満を感じて別れたと話してたよ」

「そう、でもそれはこじつけだよ。気持ちが先に離れていたと思える。女性は身体から恋愛に入ることもないし、体の不満から別れを言い出すとも考えられない。そうなることには心の問題が先にあったと言い切れるね。登志子さんは直樹の浮気心が解った時に気持ちが覚めたということなんだよ」

「そうね、そうかも知れない。登志子は浮気してまで感じたいと願っていたわけではなかったのよね。そうなると私は罪な女ね。心より体が欲しいというんだから・・・最低かも知れない」