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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「恋愛病院 不倫病棟」 第二回

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「お待たせしました。次の方お入りください」

看護士に促されて一人の男性患者が鉄男の前に座った。

「どうされましたか?」

「はい、女性を喜ばせるためにはどうすればよいのでしょう?」

「それは具体的にはどういうことで自分は喜ばせられないと感じるのですか?」

「彼女と二人になると興奮してすぐに出ちゃうんです。それがきっと不満でこの頃会ってくれなくなりました」

「可愛い女性なんですね、そうなるという事は?」

「ええ、歳上なんですが、とても若く見える人です」

「そう、男としての自信が欲しいというわけですね?」

「はい、出来れば長持ちする秘訣があれば教えてほしいかと・・・」

「私も若い時にはあなたと同じ悩みで自信無くしていましたよ。こればかりは経験と訓練が必要ですね。入院して鍛えましょう」

「鍛える?入院してですか?」

「そうです。私共には医学的にではなく精神面と肉体面を同時に鍛える最適の診療士ともいうべき女性がいます。彼女に素直に従ってみてください」

「そんなすごい女の先生が居られるのですか。さっそく入院します」

「病棟は隣の古い建物ですが五階にある不倫病棟です。名前は良くないですが、治療は最善を尽くしますのでご安心ください」

「不倫病棟?すごい名前ですね。期待できそうです」

担当看護士の里紗に付き添われて、男性は入院の手続きをすべく病棟へ向かった。
ナースセンターで鉄男が紹介した看護士早奈枝が待っていた。

「婦長、こちらが舘林さんです」

「先生から伺っていますよ。わたくしが部屋まで案内します。里紗さん、例のモノ取ってちょうだい」

「はい、婦長」

そう返事して、里紗は小さな箱を早奈枝に渡した。
病室は殺風景などこでも見られるカーテンがあって狭いベッドが置いてある作りではなかった。まるでラブホテルのような内装になっていた。

「さあ、舘林さん、どうぞ」

「先生・・・ここは・・・」

「先生ではありません。看護婦長です。しかし、治療は任されているのでわたくしがやらせていただきます」

「そうですか、解りました。よろしくお願いします」

「さっそくこちらの問診票にご記入ください。正直にお願いしますね。それから身体を見させて戴きますので、すべての衣服を脱いでください」

「全部ですか?」

「はい、全部です」

「わたくしも治療のために服を脱がせていただきます」

早奈枝はそう言って生まれたままの姿になった。
舘林はあっけにとられ、五十を過ぎていると思われる女性とは思えない素晴らしい肉体美に、あっと言う間に勃起した。